スタート手順に関する決定

アルゼンチンGPのスタートを検証したセーフティ委員会の提案を協議。次戦イタリアGPから施行されることが決定。

FIM国際モーターサイクリズム連盟は29日、グランプリ・コミッションが第2戦アルゼンチンGPの決勝レーススタートに関して協議を重ね、全チームに対して、スタート手順をより安全且つより明確にするとともに、運営上の問題に起因する延滞を回避し、正しい選択を決断したライダーに対して公平な優位性を与えるために、次の変更に合意したことを発表。変更は即時施行されることになった。

ウォームアップラン前のバイク変更
ライダーがタイヤ交換のため、グリッドに並ばず、ピットレーンに進入する場合、ウォームアップランはピットレーンからスタートさせ、予選グリッドポジションからレースを始めるが、レース中にライドスルーのペナルティが課せられる。

例えば、技術問題により、バイクを交換させるためにピットレーンに進入し、同じタイヤを使用する場合には、ライドスルーのペナルティは課せられないが、グリッドの最後尾からスタートするペナルティが課せられる。

ウォームアップラン後のバイク変更
ライダーがタイヤ交換をする場合、ピットレーンからレースをスタートさせ、レース中にライドスルーのペナルティが課せられる。

技術問題により、バイクを交換させるためにピットレーンに進入し、同じタイヤを使用する場合には、ライドスルーのペナルティは課せられない。

集団によるピットレーンスタート
10名以上のライダーたちがピットレーンからスタートする場合、レーススタートは遅延となり、新たなスタート手順(クイックスタート)が実行させる。

10名以下の場合は、ピットレーンエグジットプロトコルに従い、ピットレーンの出口に到着した順に1列目に並び、点線を越えるまでは、追い越しができない。

サイティングラップ中にトラックコンディションを確認した後、ピットレーンは5分間オープンとなっていることから、ペナルティを受けずに、バイクを交換する機会がある。

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