ロレンソ「僕は決してタオルを投げなかった」

ドゥカティ所属24戦目となったチームのホームレース、ムジェロで独走優勝を達成。

ドゥカティ・チームのホルヘ・ロレンソは、第6戦イタリアGP決勝レースで、フロントにミディアムコンパウンド、リアにソフトコンパウンドのタイヤを選択すると、1列目2番グリッドからホールショットを決め、レースの主導権を握り、ドゥカティ所属24戦目で初優勝。16年11月の最終戦バレンシアGP以来、最高峰クラスで45勝目、ムジェロ・サーキットで7勝目、キャリア通算66勝目を挙げ、総合14位から総合10位に浮上した。

「辿り着いた。ようやく、辿り着いた。優勝に手が届かないと思われたけど、僕は決してタオルを投げなかった。トレーニングに多くの時間を費やし、すごく苦しみ、悪い時期を過ごした。これまでもスタートが良かったけど、後退してしまった。ジジ(ルイジ・ダリーニャ)に快適に走るために何かが必要だと伝え、今週末にマテリアルを投入してくれた。」

「ホルヘ・ロレンソは決して嘘をつかない。いつも本当のことを言う。ヘレスでエンジンに関して前進したけど、快適さが足りなかった。そして、今回燃料タンクに関連するマテリアルを準備してくれた。」

「レース前は心配していた。タイヤが最後まで耐えきれないかもしれないと考え、フロントタイヤを温存するために、走り方を変え、最後は難しかったけど、優勝を果たすことができた。」

「ドゥカティのホームで優勝することは夢。ゴールラインを通過したときには、心拍数が180に達してしまった。すごく嬉しい。グレートなことを達成した。僕の人生で最も幸せな1日となったけど、エンジニアたちが僕を信じてくれ、あのマテリアルがもっと早く届いていたら、もっと早い時期に優勝できていたかもしれないから、苦い感じがある」と、待ち望んだ優勝の感想を語った。