『FIM Enel MotoE™ World Cup』が開催に向けて2度目のミーティング

週末のスケジュール、ミシュランから供給されるタイヤ本数、オフィシャルテスト日程などの詳細が決定。

FIM Enel MotoE™ World Cup(FIM エネル MotoE™世界選手権)』は、来季の初開催に向けて、第6戦イタリアGPが開催されたムジェロ・サーキットで2度目のミーティングを実施。当大会のエグゼクティブ・ディレクター、ニコラス・グーベルをはじめ、スポーティングディレクションのディレクター・オブ・テクノロジーを担当するコラード・チェッキネッリ、スポーティングディレクションのマネージャーであるカルロス・エスペレータ、IRTA国際レーシングチーム連盟の代表マイク・トリンビーらが参戦チームの代表者たちと開催の詳細に関して協議を行った。

今回のミーティングで、既に参戦が決定している10チーム(テック3・レーシング、LCR・チーム、マーク・VDS・レーシング・チーム、プラマック・レーシング、アンヘル・ニエト・チーム、アビンティア・レーシング、グレシーニ・レーシング、ポンス・レーシング、ダイナボルト・インタクト・GP、SIC58・スクアドラ・コルセ)に加え、アジョ・モータースポーツの加入が決定。

最高峰クラスに参戦する各チームは、2名のライダーを起用。中量級と軽量級に参戦するチームは、それぞれ1名。各チームは、起用予定のライダーの名前を他のカテゴリー同様に選考委員会に提出する。

欧州で開催される初年度は、金曜に30分間のフリー走行を2回実施。15分間の休憩をはさむ。土曜は公式予選となる『E-Pole』を行い、日曜は決勝レースを3クラスのウォームアップ走行終了後に開催。

最初のオフィシャルテストは、アンヘル・ニエト・サーキット(ヘレス・サーキット)で11月下旬に開催。

オフィシャルタイヤサプライヤーのミシュランは、各週末に各ライダーに対して、スリックタイヤ(フロント4本、リア5本)、ウェットタイヤ(フロント3本、リア4本)を供給。単一のデータロギングがミーティングで紹介され、サプライヤーに関しては、近日中に発表。

タイトルスポンサーのエネル社から供給される充電システムが設置される『E-Paddock』の暫定計画に関しても説明があり、9月と10月には、チームのスタッフに対して、エネルジカのトレーニングプログラムが開催されることが確認された。

『エネルジカ・エゴ・コルセ』のデモラップは、開幕戦カタールGPから行われ、第6戦イタリアGPまでにサイモン・クラファーをはじめ、セバスチャン・ポルト、コーリン・エドワーズ、ニコラス・テロール、ランディ・ド・プニエ、マックス・ビアッジが試乗。第7戦カタルーニャGPで元500ccクラス王者のアレックス・クリビーレがデモランを担当する。