MVアグスタが中量級参戦を正式に表明

70年台前半まで数々の輝かしい成功を収めたイタリアンメーカーがフォワード・レーシング・チームと共に復帰。

MVアグスタは6日、19年から中量級に参戦することを発表。フォワード・レーシング・チームとの間でパートナーシップを締結し、今年7月に現在開発中のプロトタイプマシンをシェイクダウンさせる。

52年から74年まで、レジェンドのカルロ・ウビアリをはじめ、ジョン・サーティーズ、マイク・ヘイリウッド、フィル・リード、そして、ジャコモ・アゴスチーニらと共にライダー部門で38度、コンストラクター部門で37度、合計75度のタイトル獲得に成功したイタリアンメーカーの代表を務めるジオバンニ・カスティリオーニは、「モーターサイクルレーシングの歴史において、MVアグスタは最も成功を収めたブランドです。グランプリへの復帰は、私にとって大変名誉なこと。Moto2™クラスは非常に競争力が高く、成功を収めるには、レースバイク開発の技術と経験を最大限に活用する必要があります」と、新たな挑戦に立ち向かう抱負を語った。

フォワード・レーシング・チームのチーム代表ジオバンニ・クザーリは、「MVアグスタの復帰という夢は、常に深い尊敬と友情で結ばれていた(前代表の)クラウディオカスティリオーニと共に生まれ、この夢は息子のジオバンニと共に実現します。」

「歴史上、最も美しいバイクを作りだしたMVアグスタとCRC(カジバ・リサーチ・センター)の共通プロジェクトに積極的に参加するという意味を言葉で表現することは大変難しいです。この実現に向けて、長い年月に渡って努力してきました。今、MVアグスタがフォワード・レーシング・チームと共にMoto2™クラスに参戦すると発表できることを誇りに思います。」

「その一方で、これほど名誉なブランドに関与することの責任を認識しています。我々のチームは、MVアグスタ、CRCと共に可能な限り短時間でファンの心を掴み、夢を追いかけます」と、期待感と責任感を語った。

MV AGUSTA
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