スズキがミルとの契約を発表

中量級1年目に新人勢の最高位となる総合5位に進出する20歳のヤングライダーをリンスのチームメイトに指名。

スズキは11日、中量級に参戦する20歳のスペイン人ライダー、ジョアン・ミルとの間で、19年から2年間の参戦に関して合意したことを発表。契約満期に伴い、今季末でパートナーシップを終了するアンドレア・イアンノーネの後任に指名され、既に契約を更新したアレックス・リンスのチームメイトに就任することが決定。契約期間は2年間。19年体制が決定した。

プロジェクトリーダーの佐原伸一は、「スズキは15年以来、若手ライダーと共に戦い、成長しながら、マシンの開発を進め、高いポテンシャルを共に目指して行くプロジェクトを進めています。リンスとは19年、20年も共に開発を続け、ミルの加入が大変嬉しいです。一緒に成長して行くことがとても楽しみです」と、期待を語った。

チームマネージャーのダビデ・ブリビオは、「ジョアン・ミルは若干20歳ですが、既に10勝を挙げ、そのスキルを証明しました。彼は激しく、ウィットに富み、ナイスな人柄で、大変速く走ることできるライダーです。我々が追求していた全ての特性を具えているだけでなく、彼はトップクラスにおいて、ファクトリーマシンを走らせるとういうプレステージを望み、我々のレーシングプロジェクトを信頼してくれました。彼との会話を通じて、明白な考え方と、スズキのプロジェクトに対する好意、そして、我々に合流したいという願望が伝わってきました。これは我々にとって大きな後押しとなります。当然、経験を積み、我々と共に成長するには、ある程度の時間が必要であることを良く理解していますが、彼のポテンシャルを全面的に信じています。」

「スズキのマネージメントは、『ヤングライダーのフィロソフィー』を追求することを奨励し、この役割に対して完璧な主人公を見つけたと思います。我々はアレックスとジョアンという非常に才能に溢れる2人のライダーを起用し、我々の目標は将来に向けて、ストロングなチームを作り上げることです」と、ミルの起用理由を説明した。