FIM国際モーターサイクリズム連盟は14日、グランプリ・コミッションが競技規則に関して協議を行い、プレシーズン期間中のオフィシャルテスト日程をはじめ、タイヤ供給、エアバック、ワイルドカード参戦に関して、次の決定を下したことを発表した。
予選後のタイヤ供給
公式予選1から公式予選2に進出した2名に対して、予選がドライコンディションの場合、公式予選終了後に供給される1本のフロントタイヤのコンパウンドを自由に選択することが可能となる。リアタイヤに関しては、既に1本(ソフトコンパウンド)の供給が決まっている。予選が2度共にウェットコンディションの場合は、フロント、リア共にコンパウンドを自由に選択することができるようになった。
オフィシャルテスト
シーズン中にレース数増加に伴い、プレシーズン中のコスト削減を目的に、レギュラーライダーを起用できるオフィシャルテストを提供。
18年最終戦バレンシアGP終了後にサーキット・リカルド・トルモで2日間
18年11月下旬にアンヘル・ニエト・サーキットで2日間
19年2月上旬にセパン・インターナショナル・サーキットで3日間
19年開幕戦カタールGPの2週間前にロサイル・インターナショナル・サーキットで3日間
19年シーズン中にグランプリ終了後の月曜に合計3日間(開催日程発表後に会場を指定)
19年シーズン中に欧州のサーキットで2日間(日程及び会場は未定)
エアバック
ワイルドカードライダーのエアバック装着が第7戦カタルーニャGPから義務となり、軽量級と中量級のワイルドカードに対しては、第11戦オーストリアGPから義務。代役参戦のライダーに対しても装着が義務となる。
ワイルドカード参戦
ドゥカティのテストライダー、ミケーレ・ピロとHRCのテストライダー、ステファン・ブラドルの第13戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGPにおけるワイルドカード参戦を承認。