第7戦カタルーニャGPのプレスカンファレンスは14日、バルセロナ-カタルーニャ・サーキットのプレスカンファレンスルームで行われ、ホームグランプリに総合1位として乗り込んで来たマルク・マルケスをはじめ、当地最多の7勝を誇る総合2位のバレンティーノ・ロッシ、昨年優勝を挙げた総合4位のアンドレア・ドビツィオーソ、ドゥカティ・チームへの昇格が発表された総合6位のダニロ・ペトルッチ、通算130戦目を迎える総合8位のカル・クラッチロー、来季のレプソル・ホンダ入りが発表されたホルヘ・ロレンソ、来季スズキのファクトリーチームから最高峰クラスに進出することが決定した中量級総合5位のジョアン・ミルが出席。前戦イタリアGPと当地で実施されたタイヤテストを振り返り、週末の抱負と期待を語った。
マルク・マルケス
「ムジェロは難しかったけど、毎年少し難しい。僕たちはフロントタイヤに関して多くの問題があり、レースで上手くマネージメントができなかった。ここで実施したテストでは良い感じがあった。僕にとって、ベストサーキットの1つではないけど、ここまでに2度の表彰台でフィニッシュした。」
「新しいチームメイト、新しいライディングスタイル。ホンダにとってビックなチャンスとなるだろう。僕が加入したとき、ダニから沢山のことを学んだ。彼はホンダをとても上手く走らせていたけど、ホルヘはストロングなチームメイトとなるだろう。全く違うライディングスタイルだから、彼から沢山のことを学ぼう。」
バレンティーノ・ロッシ
「大好きなトラック。16年に優勝したけど、昨年は非常に難しい結果だった。シーズンの最も困難な1戦となり、昨年のアッセンの後、僕たちは多くの問題を抱えたけど、トラックは新しいレイアウト、新しい路面と共に大きく変更された。これらが僕たちの助けとなる。僕たちのレベルを理解する重要な週末となるだろう。」
「ホルヘに関しては、何も噂がなかったから、少し驚いた。上手く秘密にしていた!何が起こるのか分からなかった。1つのアイデアだったけど、思ってもいなかった!」
ホルヘ・ロレンソ
「誰にも何も言わなかった!僕の目的と優先事項は、ドゥカティからの継続参戦だった。ルマンまでは。そこで、もしかしたら、僕を交換したいのだろうと気が付き、将来に向けて、他の計画を始めたいと思った。そこまでは、ドゥカティで勝ちたかった。レースだけでなく、チャンピオンシップが可能だ。デルビ、ホンダ、アプリリア、ヤマハ、ドゥカティで勝った。僕にはその能力がある。チャレンジとなるだろう。だけど、それは将来のこと。まだ、ドゥカティでやるべきことが沢山ある。ヤマハの時と同じように最後まで勝利に向けてトライしよう。チームのためにベストを尽くそう。」
アンドレア・ドビツィオーソ
「僕たちにとって、ベストトラックの1つであることに間違いない。ここで走らせることはナイス。昨年優勝を挙げたけど、今年は路面が新しく、バンプーが少ないから、違うストーリーとなるだろう。新しい路面が理由で、タイヤを理解するために、良い仕事をしなければいけない。ここまでと同じように落ち着いて、正しい手段で仕事をしなければいけない。」
「僕はダニロと良い関係があるから嬉しい。彼は僕のバイクのことを良く把握している。僕たちは一緒にバイクを改良して行くから、これはポジティブだ。」
ダニロ・ペトルッチ
「ムジェロは難しかった。ルマンで表彰台を獲得。昨年のムジェロで表彰台を獲得したから、期待していた。懸命に仕事をして、予選でちょっとしたミスを犯してしまった。レースのスタートは良かったけど、マルクにぶつかってしまい、ポジションを落としてしまった。挽回したけど、リアタイヤがラスト4、5ラップで大きく消耗してしまった。とにかく、僕は全力を尽くした。そのことが幸せ。ドゥカティ勢の表彰台独占を夢に見ていたけど、ベストを尽くした。さあ、今週末に集中しよう。」
「僕の目標は常にファクトリーバイク。例えそれが最後尾だとしても!チャンピオンシップに参戦を開始した当時のことを思い出す。プラクティスも予選もレースも、いつもそのポジションだった。栄光の道は非常に長い!しかし、イオダから参戦した時、決して屈しないことを学んだ。プラマックに加入し時にはバイクを走らせることができた。さあ、初優勝に向けて、グッドなスタートを切ろう!」
カル・クラッチロー
「ムジェロはそれほど悪くなかった。表彰台を目標に週末を始め、達成できなかったけど、非常に難しいレースで、マネージメントが厳しかったから、僕たちは嬉しい。テストを実施して、ファンタスティックなフィーリングだったけど、週末は難しかった。バトルは難しく、完走できないリスクを冒したくなかったから、前のライダーたちを抜くことができず、ポイントを稼ぐことに専念したけど、正しい方向に向かって一歩前進した。」
「ホンダはグッドなカードでプレイしたと思う。グレートなスピードを誇るグレートなチャンピオンと対戦したけど、誰もと同じように、ホンダに対して、どのように適応するのか興味深い。ホルヘに対してアドバイス?彼はチャンピオンだ。自分で解決するだろう!」
ジョアン・ミル
「最高峰クラスに昇格することが本当に嬉しい。僕にとって夢の実現だ。もし、3年前に来年最高峰クラスに参戦すると言われたら、狂ってしまっただろう。ここまでの成長が嬉しい。素早く成長している。この調子を維持したい。」
「今、僕たちはポイントを稼ぎ、表彰台を獲得しているけど、優勝が必要だ。中量級はハイレベルだけど、沢山のことがあっという間に起きてしまう。シーズンが始まる際に、良い感じがあれば、可能な限り早く最高峰クラスに昇格したいと言った。そして、僕は来年昇格する。」
当サイトの『VideoPass』とオフィシャルアプリの『Official MotoGP™ App』では、15日09時00分、日本時間の16時00分のフリー走行1から決勝レース後のプレスカンファレンスまでライブ配信で提供。