オフィシャルテスト~総合1位のマルケスが最速時計を記録

マルケス、イアンオーネ、ラバット、ペトルッチ、ザルコがトップ5。ロッシは14番手、中上は16番手。

最高峰クラスは18日、第7戦カタルーニャGPが開催されたバルセロナ-カタルーニャ・サーキットでシーズン中、2度目となるオフィシャルテストを実施。ドゥカティ・チームとアンヘル・ニエト・チームの2チームを除く、9チームが週末に収集したデータを検証すると共に、ニューパーツのテストや次戦TTアッセンの準備に取り組んだ。

気温29度、路面温度51度のドライコンディションの中、黒いカウルのマシンを加え、3台のRC213Vが準備されたマルク・マルケスは、午前中に転倒を喫したが、15度のコースインで最多88ラップを周回すると、1分40秒台を34回、1分39秒台を11回、1分38秒台を1回記録。86ラップ目に公式予選2で2番時計を記録した週末のベストラップ(1分38秒746)に接近する1分38秒916の1番時計を刻んだ。

サスペンションや電子制御のテストに取り組んだカル・クラッチローとダニ・ペドロサは、6番手と7番手。フランコ・モルビデッリは12番手。トーマス・ルティは20番手。

スタート練習を取り入れた中上貴晶は、最多21度のコースインで最多88ラップを周回すると、1分40秒台を14回記録して1.625秒差の16番手。 

ヤマハ発動機は、新しいパーツを準備。バレンティーノ・ロッシは12度のコースインで58ラップを周回すると、1分40秒台を17回記録して1.208秒差の14番手。マーベリック・ビニャーレスは、85ラップを周回して0.881秒差の9番手。

新しいパーツはなく、セッティングを煮詰めることに専念したヨハン・ザルコは、6度のコースインで72ラップを周回すると、1分40秒台を52回、1分39秒台を3回記録して、0.618秒差の5番手。4度のコースインで連続20ラップ(1分40秒台を20回)、5度目のコースインで連続20ラップ(1分40秒台を16回)を実行すれば、テクニカルパートナーのサクラが準備したマフラーを試したハフィス・シャリンは13番手。

ドゥカティのテストプログラムに着手したダニロ・ペトルッチは、シャーシセッティングに関する新たなアイテムを試しながら7度のコースインで42ラップを周回すると、1分40秒台を13回、1分39秒台を5回記録して、0.572秒差の4番手に進出。

サスペンションの調整とスタート練習に取り組んだティト・ラバットは、19度のコースインで82ラップを周回すると、1分40秒台を27回、1分39秒台を20回記録して、0.446秒差の3番手。8度のコースインでは連続24ラップのレースシミュレーションを実行して、1分40秒台を13回、1分39秒台を11回記録。

ジャック・ミラーは、ホルヘ・ロレンソの走行を参考にブレーキングを追求すれば、チャビエル・シメオンは走り込みに専念。

スズキは、ムジェロ・サーキットのプライベートテストで試したシャーシを再度投入して、比較テストを実施。アンドレア・イアンノーネは、8度のコースインで37ラップを周回すると、1分40秒を9回、1分39秒台を6回記録して、0.104秒差の2番手に進出すれば、アレックス・リンスは、新しいスイングアームもテストして8番手。

今季初めてワイルドカード参戦したテストライダーのシルバン・ギュントーリは、電子制御や新しいパーツ、異なるセッティングなどのテストプログラムを消化。

アプリリアは週末のセットアップを検証。アレイシ・エスパルガロは0.999秒差の11番手、スコット・レディングは20番手。

KTMのブラッドリー・スミスは、フロントエンドのフィーリングを追求して14番手。ポル・エスパルガロは、テストライダーのミカ・カリオが今季2度目のワイルドカード参戦で使用したプロトタイプマシンを検証。17時前にハードクラッシュを喫した。

OFFICIAL TEST RESULTS