第8戦TTアッセンは今週末、TT・サーキット・アッセンで今月29日に初日、来月1日に決勝レース(開催時間11時00分/日本時間18時00分)が行われ、前戦カタルーニャGPで2戦連続3度目の2位、5度目の表彰台を獲得したポイントリーダーのマルコ・ベツェッキが、第14戦アラゴンGPの開催地、モーターランド・アラゴンでプライベートテストを経て、昨年5番グリッドから16位だった当地で、ライバルたちの挑戦を受ける。
前戦の7位で自己最高位となる総合2位に浮上したファビオ・ディ・ジャンアントニオは、昨年転倒リタイアを強いられたが、今季はクラスで唯一、開幕から全戦でポイント圏内に進出。7戦連続してトップ7入りを果たした抜群の安定感を武器に、19ポイント差を確実に詰めに行く。
前戦で今季3度目の転倒リタイアを喫した総合3位のホルヘ・マルティンを筆頭に、狙い澄ました逆転劇で、16年10月の第15戦日本GP以来、27戦ぶりに優勝を挙げた総合4位のエネア・バスティアニーニ、今季2度目の転倒リタイアを強いられた総合5位のアロン・カネトらが優勝、表彰台を狙いに行く。
日本勢は、前戦で今季の最高位となる5位に進出した総合12位の鈴木竜生を筆頭に、自己最高位となる6位を獲得した総合16位の鳥羽海渡、転倒リタイアを喫したが、レッドブル・ルーキーズ・カップ参戦当時に表彰台を獲得した経験がある総合21位の佐々木歩夢と総合28位の真崎一輝は、上位進出を目指し、Moto3™ジュニア世界選手権に参戦する小椋藍は、デビュー戦となった第4戦スペインGPに続き、2度のワイルドカード参戦。来季の参戦を視野に2度目のポイント圏内進出を狙う。