MotoGP™クラスプレビュー

伝統に舞台に24名の最速者たちが集結。総合1位のマルケスに昨年勝者のロッシを筆頭に、2連勝で勢いに乗るロレンソらが挑戦。

第8戦TTアッセンは今週末、TT・サーキット・アッセンで今月29日に初日、来月1日に決勝レース(開催時間14時00分/日本時間21時00分)が行われ、ホームレースとなった前戦カタルーニャGPで今季5度目の表彰台を獲得したポイントリーダーのマルク・マルケスが、オフィシャルテストで最多の88ラップを周回して1番手に進出した後、最高峰クラスに進出した13年から5年連続の表彰台、14年に優勝を挙げた当地で、ライバルたちの挑戦を受け、ポイントアドバンテージの拡大を目指す。

挑戦者の筆頭は、3戦連続して3位を獲得した総合2位のバレンティーノ・ロッシ。アクセラレーションの改良に着手したオフィシャルテストで14番手だったが、今週末は昨年2年ぶりの優勝で、史上最多となる8勝目を挙げたトラックで1年ぶりの優勝を狙う。

総合3位のマーベリック・ビニャーレスは、昨年転倒リタイアを喫したが、オフィシャルテストでフルタンクでのパフォーマンス向上に専念。総合4位のヨハン・ザルコは、昨年マシン交換の際にピットレーン上で制限速度をオーバーしたことから、ペナルティを課せられたが、オフィシャルテストではフィーリングの向上に向けて2度のロングランを実行。それぞれが課題の克服に努めていた。

オフィシャルテストをキャンセルしたドゥカティ・チーム。第6戦イタリアGPから2戦連続の優勝を達成して総合7位に浮上したホルヘ・ロレンソは、昨年こそ15位だったが、10年の優勝を含む3度の表彰台を獲得。2連勝の勢いに乗って、3年ぶりの3連勝に挑戦すれば、3度目の転倒リタイアを喫して総合8位に後退したアンドレア・ドビツィオーソは、過去に3度の表彰台を獲得、昨年5位だった当地で、巻き返しを図る。

ドゥカティ勢の最高位、総合5位に進出するダニロ・ペトルッチは、昨年優勝争いを繰り広げて0.063秒差の2位を獲得。総合10位のジャック・ミラーは、2年前に最高峰クラスでの初優勝を挙げていた。

スズキはオフィシャルテストで2番手と8番手に進出した総合9位のアンドレア・イアンノーネと総合12位のアレックス・リンスが再び上位進出を目指し、KTMのポル・エスパルガロとブラッドリー・スミス、アプリリアのアレイシ・エスパルガロとスコット・レディングは、ポイント圏内を狙う。

新人勢では、前戦で唯一ポイント圏内に進出した総合16位のフランコ・モルビデッリが昨年優勝を挙げた当地で、今季2度目の1桁台に挑戦。2戦連続して転倒リタイアを喫した総合19位の中上貴晶は、昨年3位、2年前に初優勝を挙げた思い出のトラックで新人勢の最高位を目指す。

当サイトの『VideoPass』とオフィシャルアプリの『Official MotoGP™ App』では、28日17時00分、日本時間24時00分からのプレスカンファレンスをライブ配信で提供。

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