Moto3™クラスプレビュー

マルティンの参戦が微妙の中、総合1位に再浮上したベツェッキに初優勝を挙げたディ・ジャンアントニオらが挑戦。

第11戦オーストリアGPは今週末、レッドブルリンクで10日に初日、12日に決勝レース(開催時間11時00分/日本時間18時00分)が行われ、前戦チェコGPの6位で第7戦カタルーニャGP以来となるポイントリーダーに返り咲いたマルコ・ベツェッキがタイトル争いに再度食い込んで来たライバルたちの挑戦を受ける。

後半戦の緒戦を総合1位で迎えたホルヘ・マルティンは、フリー走行1で転倒を喫した際に左手首を骨折したことから、バルセロナ市内の大学病院で手術を受け、8日、または9日に回復具合を確認するが、今週末の参戦は微妙。

キャリア47戦目で初優勝を挙げたファビオ・ディ・ジャンアントニオは、39ポイント差から17ポイント差の総合3位に浮上すれば、2位を獲得したアロン・カネトは、21ポイント差の総合4位。4位に進出した総合5位のエネア・バスティアニーニは36ポイント差に接近。一時はタイトル争いから引き離されていた3人が後半戦緒戦で挽回。勢いに乗って、2連戦の2戦目に乗り込む。

上位陣以外で注目を集めるのは、初めてのポールポジションから29戦ぶりに表彰台を獲得した総合6位のヤコブ・コーンフィールをはじめ、総合7位のガブリエル・ロドリゴ、総合8位のマルコス・ラミレス、昨年2位を獲得した総合10位のフィリップ・エッテルらのKTM勢。

日本勢は、総合14位の鈴木竜生を筆頭に、総合18位の鳥羽海渡、総合21位の佐々木歩夢、総合28位の真崎一輝がトップ10入りを目指す。