レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシングは、ホームレースとなった第11戦オーストリアGPで、第9戦ドイツGPのフリー走行2で転倒を喫した際に右膝の靭帯を損傷し、手術を強いられたテストライダーのミカ・カリオを予定していたワイルドカードとして起用できず、、第10戦チェコGPのウォームアップ走行で転倒を喫した際に首を痛めて入院していたポル・エスパルガロの代役として招集できなかったことから、ブラッドリー・スミスの1人体制で参戦。
シルバーストンで開催される次戦のイギリスGPでは、もし、エスパルガロ弟が連続して欠場する場合、IRTA国際ロードレーシングチーム連盟の規則に従い、負傷から10日以上が経過することから、代役を起用しなければいけない。
KTMは、第11戦オーストリアGP開催期間中に、長期離脱が見込まれるカリオの代役として、15年に欧州各地で実施したテストに参加した経験があるランディ・ド・プニエを今季末までテストライダーとして起用することを発表。今後の予定に関しては、まだ発表されていないが、7月末に鈴鹿サーキットで開催された世界耐久選手権の最終戦鈴鹿8時間耐久レースに参戦した際に負傷した指の回復次第では、エスパルガロ弟の代役として、14年11月の最終戦バレンシアGP以来となる参戦の可能性がある。