エスパルガロ弟が欠場、代役はバス

鎖骨の回復が遅れ、負傷から10日以上が経過していることから、KTMが代役の起用を決断。

レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシングは21日、後半戦緒戦となった第10戦チェコGPのウォームアップ走行で今季10度目の転倒を喫した際に左鎖骨を骨折(ひび)したポル・エスパルガロが今週末にシルバーストンで開催される第12戦イギリスGPに欠場することを発表。負傷代役として、スーパーバイク世界選手権に参戦するロリス・バスを招集することになった。

前戦を欠場したエスパルガロは、バルセロナ市内の大学病院で精密検査受けた結果、左鎖骨のひびは手術の必要がなかったが、首の痛みが激しかったことから5日間入院。退院後、10日間自宅で静養し、20日に検査を受けたところ、首に関しては順調に回復していることが確認されたが、鎖骨は回復が遅れていることから、チャンピオンシップのメディカルスタッフであるアンヘル・チャルテル医師とチャビエル・ミル医師は、イギリスGPの欠場と第13戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGPでの復帰を助言。

KTMは、負傷から10日以上が経過していることから、IRTA国際ロードレーシングチーム連盟の規則に従い、代役の起用を決断。

15年から3年間最高峰クラスに参戦していた25歳のフランス人ライダー、バスは今季4年ぶりにスーパーバイク世界選手権に復帰。唯一BMW車を走らせ、総合12位に進出。今週末、初めてKTMを走らせる。

オフィシャルウェブの『VideoPass』では、92年の開幕戦日本GPから18年第11戦オーストリアGPまでのフルレースをオンデマンドで配信。次戦イギリスGPから最終戦バレンシアGPまで生中継を提供。