スチュワートパネルは9日、第13戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGPの中量級決勝レースで、19ラップ目にロマーノ・フェナティがステファノ・マンジに対して、故意に危険を引き起こそうと試みたことから、他車に危険をもたらす無責任な行為であり、深刻な犯罪と判断し、次戦アラゴンGPと第16戦タイGPの参戦に関して停止を課すことを発表。
同時に、マンジが4コーナーでフェナティに対して、故意に危険を引き起こそうと試みたことから、他車に危険をもたらす無責任な行為として、次戦にグリッドを6つ降格するペナルティを課すことを発表。
スチュワートパネルの公聴会に出席したフェナティは、スペインのテレビ局、『Movistar TV(モビスターTV)』のインタビューに応え、「最初に接触があり、僕はコース外に押し出された。その後にもう一度押し出された。当然、正当ではないけど、いつも同じライダーたちが邪魔して、レースを台無しにする。適した行為ではない。彼と僕にとって危険だけど、その前の行為に対して視点を当てるべきだ。2レースのペナルティ。それは良いけど、他の行為も確認すべきだ。訴えることができること、興味がない。ミスを犯すのは、いつも決まったライダーたちだ。正しく対処しなければいけない」と、説明。
僅か7メートルで時速217kmから121kmまで失速した後、集中力を切らして転倒リタイアを喫したマンジは、「僕のペナルティは4コーナーのパッシングに対して。クリーンなオーバーテイクではないと判断され、アラゴンでグリッドを6つ降格するペナルティが課せられた」と、スチュワートパネルから裁定を受けた理由を説明。
フェナティの所属チーム、マリネッリ・スパイナーズ・チームは、スチュワートパネルの裁定を受け、「我々は同意します。許されないことです。深刻なミスであり、全世界に放送されました。マンジも処罰が下され、それには原因がありますが、正当ではありません。チームは、悪い模範に関して、スポーツ界と悪いイメージを与えてしまったスポンサー、失望を与えてしまった支持者たちに謝罪します。」
「我々の対処に関して問い合わせる人々のために、我々のライダーに2戦の失格に対して注意を払うと答えます。裁定を即時に受け入れます。我々は直面した状況に対して、プロフェショナルな手段で対応したレースディレクションに感謝すると共にフォワード・レーシングの協力にも感謝します。」
「皮肉なことに、フォワード・レーシングは、ロマーノが来年所属するチームであり、我々はこのエピソードを直ちにキャンセルしたいと思います。ライダーは自分の間違いを理解しなければいけません。新たなイメージを作るために、このエピソードからリスタートを切り、尊敬と共にトラックに戻らなければいけません」と、リリースを配信した。
FIM MotoGP Stewards ????
— MotoGP™???????????? (@MotoGP) 9 September 2018
Black flag Romano Fenati for irresponsible riding ????#Moto2 #SanMarinoGP pic.twitter.com/sTqv6nhZer