スズキが表彰台獲得でコンセッションの資格を失う

来季19年のエンジン台数は年間9基から7基。テスト日数は即座に制限。

スズキのファクトリーチーム、チーム・スズキ・エクスターは、モーターランド・アラゴンで開催された第14戦アラゴンGPの決勝レースで今季5度目の表彰台を獲得。優遇措置となるコンセッションで合計6ポイントに到達した。

『コンセッション』とは、許可、譲渡、優遇などの意味を持ち、その資格の所有するメーカーのマシンを使用する契約ライダーは、年間20戦を上限としたシーズンにおいて、9基までのエンジンを使用することが可能となり、シーズン中にエンジンの開発が許可される。

コンセッションポイントは、優勝が3ポイント、2位が2ポイント、3位が1ポイント。

シーズンを通じてポイントが累積され、6ポイントに到達した場合、テスト無制限日数の権利は、即座に無効となり、エンジンの使用基数は、翌シーズンから7基に制限。エンジン開発においても翌シーズンから無効となる。

12年から14年まで休戦した後、15年に復帰したスズキは、参戦2年目の16年に第12戦イギリスGPの優勝を含め4度の表彰台を獲得し、優遇措置が剥奪されたが、翌年の17年は1度の表彰台を獲得できずに、今年は再び優遇を受けていた。

15年に復帰したアプリリア、17年に参戦を開始したKTMは、現時点でコンセッションポイントを獲得していないことから、優遇措置を受けられるが、スズキは、ホンダ、ヤマハ、ドゥカティに続き、優遇措置が剥奪される。

Andrea Iannone, Team Suzuki Ecstar
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