第15戦タイGPの決勝レースは7日、チャーン・インターナショナル・サーキットで行われ、9番グリッドのファビオ・ディ・ジャンアントニオがグループ内での優勝争いに競り勝ち、第10戦チェコGPに続く2勝目を挙げ、ポイントリーダーとのギャップを41ポイント差から29ポイント差に詰めた。
気温31度、路面温度52度のドライコンディションの中、ウォームアップ走行で1番手に進出した10番グリッドのロレンソォ・ダッラ・ポルタは、0.135秒差の2位。今季3度目の表彰台を獲得すれば、25番グリッドのデニス・フォッジアは、0.466秒差の3位に入り、初表彰台を獲得。
左手に問題を抱えていた13番グリッドのホルヘ・マルティンは、0.980秒差の4位。20番グリッドのガブリエル・ロドリゴ、12番グリッドのビセンテ・ペレス、7番グリッドのニコロ・ブレガ、16番グリッドのマルコス・ラミレス、24番グリッドのソムキャット・チャントラ、23番グリッドのヤコブ・コーンフィールがトップ10入り。
26番グリッドの鳥羽海渡は12位。今季5度目となるポイント圏内に進出すれば、3番グリッドの真崎一輝は、トップグループ内で走行中の14ラップ目に他車と接触して転倒を喫したが、レースに復帰して20位完走。
8番グリッドのエネア・バスティアニーニは、最終ラップの最終コーナーで転倒すると、ポールポジションのマルコ・ベツェッキに接触。ベツェッキは転倒した後、最後尾の21位でフィニッシュ。
11番グリッドの佐々木歩夢は、1番手走行中の14ラップ目に今季7度目の転倒。14番グリッドの鈴木竜生は、トップグループ走行中の5ラップ目に週末2度目、今季13度目の転倒でリタイア。
残り4戦100ポイントのタイトル争いとなったチャンピオンシップは、総合1位マルティと総合2位ベツェッキのギャップが13ポイント差から26ポイント差に広がった。
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