第18戦マレーシアGPは今週末、セパン・インターナショナル・サーキットで2日に初日、4日に決勝レース(開催時間15時00分/日本時間16時00分)が行われ、前戦オーストラリアGPで、前戦オーストラリアGPで昨年8月の第12戦イギリスGP以来、今季初めてリタイアを強いられた18年王者のマルク・マルケスが14年に優勝、昨年4位に進出した当地で、過去3勝を挙げ、1月末のオフィシャルテストで総合2番手に進出したチームメイトのダニ・ペドロサと共に、コンストラクター部門とチーム部門のタイトル獲得を目指す。
昨年ワンツーフィニッシュを達成したドゥカティ。前戦で今季8度目の表彰台を獲得した総合2位のアンドレア・ドビツィオーソは、昨年2年連続の優勝を挙げたトラックで2年連続となる総合2位の確保を目指せば、2戦連続の欠場で総合9位まで後退したホルヘ・ロレンソは、1月のオフィシャルテストで総合1位に進出したサーキットでの復帰を予定。もし、手術を受けた左手首の回復具合が良くなければ、最終戦バレンシアGPでワイルドカード参戦を予定するテストライダーのミケーレ・ピロが代役を務める。
490日ぶりとなる優勝を挙げたヤマハ。当地で最多の5勝を誇る総合2位のバレンティーノ・ロッシは、2年ぶりの総合2位に向けて15ポイント差に挑戦すれば、今季初優勝を挙げた総合4位のマーベリック・ビニャーレスは、勢いに乗って、2年連続の総合3位を目指して15ポイント差に挑戦。
2戦連続して表彰台を獲得したスズキ。前戦で今季4度目の表彰台を獲得した総合8位のアンドレア・イアンノーネと第16戦日本GPで今季3度目の表彰台を獲得した総合10位のアレックス・リンスは、スズキとして3戦連続8度目の表彰台、16年9月の第12戦イギリスGP以来となる優勝を狙う。
19年型の開発に向けてニューパーツを投入したアプリリア。1年前に負傷欠場したアレイシ・エスパルガロの参戦は、左手の回復次第となり、KTMは1月からの進歩を確認する絶好の機会。
インディペンデントチームライダー部門の総合1位に進出するカル・クラッチローは、右足首の骨折で欠場。HRCのテストライダー、ステファン・ブラドルが代役に指名され、総合2位のダニロ・ペトルッチと総合3位のヨハン・ザルコがポイント差を詰めに行く。
新人王争いは、前戦で今季の最高位となる8位に進出したフランコ・モルビデッリが昨年タイトル獲得に成功した舞台で、地元のサポートを受けるハフィス・シャリンとオフィシャルテストで新人勢の最高位となる総合15番手に進出した中上貴晶からの挑戦を受ける。