第１８戦マレーシアＧＰの軽量級決勝レースで、ホルヘ・マルティンが優勝を挙げ、１９４９年に始まったチャンピンシップにおいて、スペインの優勝数が６００勝目に到達した。
スペインで最も優勝を挙げたのはレジェンド、アンヘル・ニエト。５０ｃｃクラス、８０ｃｃクラス、１２５ｃｃクラスで通算９０勝を挙げれば、最高峰クラスに参戦するマルク・マルケス、ホルヘ・ロレンソ、ダニ・ペドロサ、マーベリック・ビニャーレス、５００ｃｃクラス王者のアレックス・クリビーレ、８０ｃｃクラスと１２５ｃｃクラスでタイトルを獲得したホルヘ・マルティネス・アスパルが２０勝以上を記録。
スペインの強さが際立つのは、スペイン選手権が世界舞台の登竜門として位置付けられ、ワインメイクカップに代表される育成システムに力を入れようになり、ペドロサを筆頭とするヤングラダーたちが次々に世界舞台に飛び出してから。
特に各クラスで技術規定が変更されてから飛躍的に優勝数が伸び、チャンピオンシップを唯一８００勝に到達したイタリアを圧倒。
０２年に５００ｃｃクラスからＭｏｔｏＧＰ™クラスに変更された最高峰クラスは、１３５勝（イタリア１０５勝）を記録。中量級は２５０ｃｃクラスからＭｏｔｏ２™クラスに変更された１０年以降に６１勝（３０勝）、軽量級は１２５ｃｃクラスからＭｏｔｏ３™クラスに変更された１２年以降に５７勝（２５勝）を挙げた。
国別優勝ランキング～オールクラス
１. イタリア： ８０２勝
２. スペイン： ６００勝
３. イギリス： ３８２勝
４. ドイツ： １９１勝
５. オーストラリア： １８０勝
６. 日本： １７４勝
７. アメリカ： １７３勝
８. フランス： ８７勝
９. スイス： ７７勝
１０. ローデシア（ジンバブエ）： ７０勝
スペイン人ライダーの優勝ランキング
１. アンヘル・ニエト： ９０勝
２. マルク・マルケス： ６９勝
３. ホルヘ・ロレンソ： ６８勝
４. ダニ・ペドロサ： ５４勝
５. ホルヘ・マルティネス・アスパル： ３７勝
６. マーベリック・ビニャーレス： ２１勝
６. アレックス・クリビーレ： ２０勝
８. リカルド・トルモ： １９勝
９. トニ・エリアス： １７勝
１０. アルバロ・バウティスタ： １６勝
１０. ニコラス・テロール： １６勝