新たな時代を迎えるMotoE™&Moto2™クラス

エレクトリックバイクによる新たなカテゴリーが開催され、中量級は共通エンジンがトライアンフ製に変更。

1949年に開幕したチャンピオンシップは、エレクトリックバイクのチャンピオンシップ、『FIM Enel MotoE™ World Cup(FIM エネル MotoE™世界選手権)』と共に来季19年に新たな時代を迎える。

イタリアのエネルジカが開発する電動バイク、『エネルジカ・エゴ・コルセ』が供給されるワールドカップは、欧州で全5戦が開催され、最高峰クラスのインディペンデントチームを中心に12チームから18名が参戦。今季最高峰クラスに参戦したブラッドリー・スミスとジャビエル・シメオンをはじめ、セテ・ジベルナウ、ランディ・ド・プニエ、ニッコロ・カネパ、最後の125ccクラス王者ニコラス・テロールらが参戦を表明した。

10年に250ccクラスからMoto2™クラスに変更された中量級は、供給されているホンダ製の600ccエンジンからトライアンフ製の765ccエンジンに変更。コンストラクター部門で6連覇を達成したカレックスをはじめ、KTM、NTS、スピードアップ、MVアグスタが参戦を予定。

総合3位が決定しているブラッド・ビンダーを中心に、総合4位のロレンソォ・バルダッサーリ、総合5位のアレックス・マルケス、総合7位のリカ・マリーニ、最高峰クラスから復帰するトーマス・ルティらがタイトル獲得に挑戦。

軽量級は、王者ホルヘ・マルティン、総合2位マルコ・ベツェッキ、総合3位ファビオ・ディ・ジャンアントニオ、総合4位エネア・バスティアニーニが中量級に昇格することから、タイトル争いは、総合5位ロレンソォ・ダッラ・ポルト、総合6位アロン・カネトらが中心。Moto3™ジュニア世界選手権から昇格する総合1位ラウール・フェルナンデェス、総合5位セルジオ・ガルシア、総合6位小椋藍、レッドブル・ルーキーズ・カップ王者のジャン・オンジュらの挑戦に注目が集まる。

VideoPass』では、最終戦バレンシアGPとサーキット・リカルド・トルモで開催される最高峰クラスのオフィシャルテストを生中継で提供。