決勝レース:ドビツィオーソがサバイバルレースを制す

リンスとエスパルガロ弟が自己最高位を獲得。ペドロサは5位、中上は6位。

最終戦バレンシアGPの決勝レースは18日、サーキット・リカルド・トルモで行われ、15ラップ目に雨脚が強まり、トラックコンディションが悪化したことから赤旗が提示され、13ラップを終了した時点での順位でリスタートされると、アンドレア・ドビツィオーソが第13戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGP以来今季4勝目、最高峰クラスで12勝目、キャリア通算21勝目を挙げた。

気温13度、路面温度13度のウェットコンディションの中、1番グリッドからスタートしたアレックス・リンスは、2.750秒差の2位。2戦連続の自己最高位タイ、今季5度目の表彰台を獲得すれば、赤旗前に今季12度目の転倒を喫したポル・エスパルガロは、7.406秒差の3位に入り、自己最高位を獲得して参戦2年目のKTMに初表彰台をもたらした。

ワイルドカード参戦のミケーレ・ピロは、最高峰クラスでの自己最高位となる4位に進出すれば、現役最後のレースとなったダニ・ペドロサは5位でフィニッシュ。

週末意欲的にウェットコンディションで走り込んだ中上貴晶は、32.288秒差の6位。自己最高位に進出すれば、ヨハン・ザルコは7位に入り、インディペンデントチームライダーのタイトルを獲得。ブラッドリー・スミス、ステファン・ブラドル、ハフィス・シャリンがトップ10入り。

来季英国スーパーバイク選手権に転向するスコット・レディングは、アプリリアでの最高位となる11位。負傷から復帰したホルヘ・ロレンソは12位。

3番グリッドからバレンティーノ・ロッシは、2番手走行中に週末2度目、今季8度目の転倒を喫した後に13位でフィニッシュ。カレル・アブラハム、ジョルディ・トーレスが完走してポイント圏内に進出。

ポールポジションのマーベリック・ビニャーレスをはじめ、マルク・マルケス、ダニロ・ペトルッチ、アンドレア・イアンノーネ、ジャック・ミラー、アレイシ・エスパルガロ、フランコ・モルビデッリ、トーマス・ルティは赤旗提示前に転倒でリタイアした。

RESULTS

VideoPass』では、サーキット・リカルド・トルモで開催されるオフィシャルテストを生中継で提供。
オフィシャルニュースレター
定期的にメールで配信される動画を含めたコンテンツの受信を希望する場合、オフィシャルウェブにユーザー登録