オフィシャルテスト~ビニャーレスが初日最速時計

ロレンソ、ザルコ、イアンノーネ、モルビデッリが新天地からテストデビュー。

最高峰クラスは20日、最終戦バレンシアGPの開催地、サーキット・リカルド・トルモで19年シーズンのオフィシャルテストを開始。新たなクルーチーフを迎えた総合4位のマーベリック・ビニャーレスがニューエンジンを搭載したM1でトップタイムをマークすれば、総合3位のバレンティーノ・ロッシは、0.429秒差の3番手に進出した。

ハーフウェットのコンディションの中、11時40分に総合6位のヨハン・ザルコが先陣を喫してコースに飛び出すと、トラックコンディションが回復した13時前から雨が降り始めた15時過ぎまで、参加者25名が意欲的にテストプログラムを実行。

18年王者のマルク・マルケスは、18年型から乗り始め、ブルノ・サーキットで実施したプライベートテストで試した19年型とHRCが新たに準備した19年型を試乗。0.302秒差の2番手に進出すれば、総合9位のホルヘ・ロレンソは、ドゥカティからホンダのペドロサ車に乗り換え、1.543秒差の18番手。

総合2位のアンドレア・ドビツィオーソは、0.430秒差の4番手。サテライトチームからファクトリーチームに昇格したダニロ・ペトルッチは8番手。

最終戦で自己最高位に進出した中上貴晶は、チームメイト、カル・クラッチローが使用したRC213Vに乗り換えて26ラップを周回すると、1.123秒差の13番手。

第12戦イギリスGPで右脚の大腿骨を骨折したティト・ラバットは、36ラップを周回して16番手。

乗り換え組は、新人王のフランコ・モルビデッリがヤマハの初乗りで6番手に進出。ヤマハからKTMにスイッチしたザルコとハフィス・シャリンは17番手と24番手。スズキからアプリリアに乗り換えたアンドレア・イアンノーネは19番手。

新人勢は、中量級王者のフランセスコ・バグナイアが11番手。ジョアン・ミルは最多の59ラップを周回して14番手。ファビオ・クアルタラロは23番手。ミゲール・オリベイラは25番手。

テスト組では、代役参戦したホンダのステファン・ブラドルは5番手。ワイルドカードで参戦したドゥカティのミケーレ・ピロは、転倒を喫したが10番手。アプリリアとヤマハからテストデビューしたブラッドリー・スミスとジョナス・フォルガーは、21番手と22番手だった。

VideoPass』では、オフィシャルテスト2日目を日本時間の17時50分から生中継で提供。
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