オフィシャルテスト~18年王者マルケスが1番手発進

リンス、ビニャーレス、ラバット、ペトルッチがトップ5。ロッシは6番手、中上は7番手。

最高峰クラスのオフィシャルテストは6日、第18戦マレーシアGPの開催地、セパン・インターナショナル・サーキットでスタート。初日は18年王者のマルク・マルケスがトップタイムをマークした。

気温30度、路面温度55度のドライコンディションの中、昨年優勝を挙げたトラックに戻って来たマルケスは、左肩の手術から62日後に走行を開始。5度のコースインで29ラップを周回すると、2分00秒台を8回、1分59秒台を1回記録した後、14時にテストを終了。

昨年10月の第17戦オーストラリアGPで右足首を骨折したカル・クラッチローは、骨折から103日後に11度のコースインで51ラップを周回し、1.060秒差の14番手。

11月下旬のオフィシャルテストで総合1番手に進出した中上貴晶は、チャンピオンマシンに乗り込み、55ラップを周回して、0.537秒差の7番手。

負傷欠場ホルヘ・ロレンソの代役として招集を受けたHRCのテストライダー、ステファン・ブラドルは9番手に入り、テストライダー勢の最高位に進出。

昨年当地で2位を獲得したアレックス・リンスは、61ラップを周回すると、2分00秒台を14回、1分59秒台を最多の2回記録して、0.259秒差の2番手。ジョアン・ミルは23番手。

19年シーズン最初のオフィシャルテストで総合1番手に進出したマーベリック・ビニャーレスは、最多の63ラップを周回すると、2分00秒台を最多の19回、1分59秒台を1回記録して、0.316秒差の3番手。

24年目のシーズンに向けて始動したバレンティーノ・ロッシは、56ラップを周回して、0.433秒差の6番手。ファクトリーライダーたちと同じAスペックのM1が供給されるフランコ・モルビデッリは11番手。新人ファビオ・クアルタラロは18番手。

昨年8月の第12戦イギリスGPで右脚大腿骨、脛骨、腓骨を骨折したティト・ラバットは、1年落ちのデスモセディチGP18に乗り込み、本格的な走り込みを始め、59ラップを周回すると、2分00秒台を7回、1分59秒台を1回記録して、ドゥカティ勢とインディペンデントチームライダー勢の最高位となる0.362秒差の4番手に進出。

ファクトリーチームに昇格したダニロ・ペトルッチは、0.430秒差の5番手。アンドレア・ドビツィオーソは、0.576秒差の8番手。ジャック・ミラーは、転倒を喫して11番手。中量級王者のフランセスコ・バグナイアは、新人勢の最高位となる15番手。カレル・アブラハムは24番手。

先陣を切ってトラックに飛び出したアレイシ・エスパルガロは、0.981秒差の13番手。アンドレア・イアンノーネは、転倒を喫して1.628秒差の21番手。

コンセンションの優遇を利用して、シェイクダウンテストに参加したポル・エスパルガロは、転倒を喫したが、0.692秒差の10番手。バレンシアとヘレスで連続して最後尾だったミゲール・オリベイラは、マシンがストップするアクシデントに見舞われたが、16番手に進出。ヨハン・ザルコハフィス・シャリンは20番手と最後尾の26番手だった。

オフィシャルテスト1日目:1分59秒621(マルク・マルケス)
サーキットレコードラップ:2分00秒606(15年/ホルヘ・ロレンソ)
サーキットベストラップ:1分59秒053(15年/ダニ・ペドロサ)
オフィシャルテストベストラップ:1分58秒830(18年/ホルヘ・ロレンソ)

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