ギュントーリ「リンスの走りはシュワンツを彷彿させる」

リンスとチーム、ファクトリーが積み重ねてきた仕事の成果が結果に反映されたことを強調。

チーム・スズキ・エクスターのテストライダー、シルバン・ギュントーリは、ヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトで2日間のテストを実施した後、当サイトのインタビューに応え、最高峰クラスで初優勝を挙げたアレックス・リンスとチームを称賛。努力が実を結んだことを説明した。

「感動的な瞬間でした。サスペンスは最後まで強烈でしたが、アレックスは完璧なレースマネージメントで、グッドなペースで周回を重ねました。バイクのバランスは大変良く、バンピーな路面の上を、まるでサーフィンをするようにスムーズに走らせていました。」

「数か月前からポテンシャルを証明していたことから、初優勝は時間の問題でしたが、このトラックで優勝できることを、あまり期待していませんでした。ナイスなサプライズと、グレートなシーズンスタートです!」

「アレックスは、模範的な走りをしていました。大変快適に走っているところを見ましたが、これは彼とチームの努力が実を結んだ結果です。このレベルで勝利を挙げるには、多くのパラメーターを達成する必要があります。」

「我々には、正真正銘のストロングポイントがあります。タイヤの消耗が始まったとき、バイクのレスポンスは完璧でした。スズキのコーナリングは優れています。彼のフロント軸を使うライディングは、ケビン・シュワンツを少し思い出させます。コーナーの頂点に素早く入り、バイクを旋回させる能力が高いです。ケビンもそのような走りを少ししていました。スズキのDNAでもあります。」

「GSX‐RRは、エンジンパフォーマンスに関して進歩しました。オースティンでは、ヤマハよりも少し速かったです。スズキは、この冬に多くの開発作業に取り組み、目的は昨年既に素晴らしかったエンジンのキャラクターを変更せずに、パフォーマンスを向上させることでした。他には細かいところの改良です。そして、アレックスは経験を積みました。全ての細かいことが、この勝利に貢献しました。」

「ドビツィオーソとロッシが発言したように、アレックスは、もちろんタイトル候補です。昨シーズン終盤は非常に強く、その結果は非常に一貫していました。安定してトップ5に進出し、多くの表彰台を獲得したことを忘れません。トラックによって、少し強かったり、そうでなかったりしますが、彼は自信を持っています。この調子を維持することを期待し、我々全員が彼を信じています。」

「テストに関して、技術的な詳細を説明することができませんが、仕事を継続します。特定の分野に関して仕事に取組み、利益は少ないですが、違いを生み出すためには、重要な細かいことです。1日目のドライと2日目のウェットを最大限に活かして、多くの情報を収集することができました。今後のレースに有効となることを期待します。」

「次回のテストは、スペインGP後のヘレスです。カタルーニャGPのワイルドカード前にもテストを予定しています。久しぶりのレースとなるので、待ち遠しいです。バイクの開発作業を続けるために、グランプリを有効に活かしたいです。」

オフィシャルウェブサイトの『ビデオパス』では、第3戦アメリカズGPの決勝レースをオンデマンドで配信。
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