第4戦スペインGPは、ヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトで5月3日に初日、5日に決勝レース(現地時間14時00分/21時00分)に行われ、前戦アメリカズGPの4位でポイントリーダーに再浮上したアンドレア・ドビツィオーソが最高峰クラスで12年、14年、17年の5位が最高位、昨年接触転倒を喫した当地でライバルたちの挑戦を受け、ポイントアドバンテージの拡大を狙う。
2戦連続の2位獲得で3ポイント差の総合2位に浮上したバレンティーノ・ロッシを筆頭に、前戦で最高峰クラス初優勝を挙げた総合3位のアレックス・リンス、前戦で今季初の転倒リタイアを喫したが、最高峰クラスに進出した13年から14年と18年の優勝を含め6年連続して表彰台を獲得した総合4位のマルク・マルケスがドビツィオーソに挑戦。
6戦連続6位のダニロ・ペトルッチ、3位表彰台獲得のジャック・ミラー、転倒リタイアを喫したカル・クラッチロー、自己最高位の5位を獲得したフランコ・モルビデッリは、優勝、表彰台争いに挑み、当地で11月下旬に開催されたプライベートテストで初めて総合1位に進出した中上貴晶は、4戦連続のトップ10入り、3度目のシングルフィニッシュを狙う。
厳しいシーズンスタートとなった総合12位のマーベリック・ビニャーレスと総合17位のホルヘ・ロレンソは、ヨーロッパラウンドの緒戦で仕切り直しを図る。
アプリリアのアレイシ・エスパルガロとアンドレア・イアンノーネは、前戦後にサーキット・オブ・ジ・アメリカズに延滞してプライベートテストを実施すれば、KTMのポル・エスパルガロとヨハン・ザルコは、第5戦フランスGPの開催地、ルマンのブガッティ・サーキットで2日間のテストプログラムを実行。
HRCとアプリリアは、テストライダーのステファン・ブラドルとブラッドリー・スミスをワイルドカードとして投入。
決勝レース後には、当地でオフィシャルテストが開催される。