ロレンソ「ホンダ車はナチュラルなバイクではない」

序盤4戦までを評価し、ホンダ車への適応に時間を費やす理由を説明。

レプソル・ホンダのホルヘ・ロレンソは16日、8度の表彰台を含む5勝を挙げたフランスGPの開催を前日に控えた中、HRCのホスピタリティでメディアスクラムに出席。注目されるホンダRC213Vへの順応に関して、時間が必要であることを改めて説明した。

「ホンダと僕は、ライダーとバイクのコネクションが期待していた結果を獲得するために困難であることを知っている。時間が必要。自然なコネクションではない。僕はホンダから最終通知を受けたことがない。似たような発言を聞いたことがない。僕たちは2年契約を結んでいる。重要なのは、長いプロセスだと理解すること。小さな前進が目標に向かって近づく。前進が小さな勝利のように評価しなければいけない。僕たちは時間と走行距離と共に前進する。」

「ホンダ車は、僕にとって決してナチュラルなバイクにならない。ドゥカティもそうだった。ナチュラルなバイクでなければ、適応するための時間が必要だ。同じことがザルコにも起こっている。彼はヤマハ車のデビュー戦で逃げることができたけど、今はKTM車で後方に位置している。これが、ナチュラルなバイクとアンチナチュラルなバイクの違い。今日、このカテゴリーはイコールな状況だから、より困難だ。」

「ヘレスのテストでは、プレシーズン中に選んだパーツがあった。他のホンダ勢は使用せず、僕だけが使った。コーナーの進入を失ってしまうことから、ポジティブなところを補わない。ストロングな進入が許されるパーツではないけど、自信を与えてくれ、速く走るためにポジティブな影響をもたらしてくれる」と、序盤4戦までの自己評価を説明した。

オフィシャルウェブサイトの『ビデオパス』では、第5戦フランスGPのフリー走行1から決勝レースまで完全生中継配信。オフィシャルアプリを利用すれば、いつでも、どこでも、観たいときに生中継とオンデマンドの視聴が可能。
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