ステファン・ドルフリンガーが殿堂入り

50ccクラスと80ccクラスで4年連続してタイトルを獲得したスイス出身のドルフリンガーが30人目のレジェンドとして、ザクセンリンクで殿堂入り。

ドルナスポーツは5日、第9戦ドイツGPの開催地、ザクセンリンクのプレスカンファレンスルームで、82年から2年連続して50ccクラス、84年から2年連続して80ccクラスでチャンピオンに輝いたスイス人ライダー、ステファン・ドルフリンガーを30人目のレジェンドとして、殿堂入りするセレモニーを行った。

73年5月、アウトドローモ・ナツィオナーレ・ディ・モンツァで開催されたネイションズGP(50ccクラス)デビューすると、6月のオパティア・サーキットで開催されたユーゴスラビアGP(50ccクラス)で初表彰台を獲得。80年7月、ゾルダー・サーキットで開催されたベルギーGP(50ccクラス)で初優勝を挙げると82年に50ccクラスで初めてタイトルを獲得。83年にタイトル連覇に成功。

84年、50ccクラスに替わって開催された80ccクラスで初代王者に輝き、翌年の85年には2年連続のタイトル獲得を達成。

90年に引退するまで18年間に渡って、50ccクラス、80ccクラス、125ccクラスに参戦。通算159戦に参戦し、優勝18回、表彰台58回を獲得した。

「素晴らしい思い出は、ホルヘ・マルティネス・アスパルに彼のホームグランプリであるハラマで勝ったことです。質問を受けたのは大きな驚きでした。スモールクラスにはアンヘル・ニエトしか存在しないようです(笑)。」

「30年前から大きく変化したのは、サスペンションとブレーキです。誰もが速く、限界まで走ります。今日のライダーたちは、懸命にトレーニングを積み、よりプロフェショナルです」と、ドルフリンガーは参戦した当時と今日のチャンピオンシップを比較した。

11月の最終戦バレンシアGPでは、80ccクラスで85年から4年連続してタイトル連覇に成功したホルヘ・マルティネス・アスパルの殿堂入りセレモニーが予定されている。

殿堂入りしたレジェンド(31名)
ジャコモ・アゴスチーニ
ウェイン・レイニー
マイク・ヘイルウッド
ケビン・シュワンツ
アンヘル・ニエト
ミック・ドゥーハン
カルロ・ウビアリ
ケニー・ロバーツ
アントン・マング
ワイン・ガードナー
ジェフ・デューク
バーリー・シーン
フィル・リード
ジョン・サーティース
加藤大治郎
ジム・レッドマン
エディ・ローソン
フレディ・スペンサー
ヤーノ・サーリネン
ケーシー・ストーナー
マルコ・シモンチェリ
ニッキー・ヘイデン
アレックス・クリビーレ
フランコ・ウンチーニ
ケニー・ロバーツ・ジュニア
マルコ・ルッキネリ
ランディ・マモラ
コーク・バリントン
ダニ・ペドロサ
ステファン・ドルフリンガー
ホルヘ・マルティネス・アスパル

オフィシャルニュースレター
定期的にメールで配信される動画を含めたコンテンツの受信を希望する場合、オフィシャルウェブにユーザー登録