MotoGP™クラスプレビュー

オフィシャルテストを経て、後半戦2戦目、今季2度目となる2連戦の2戦目がレッドブルリンクで開催。

第11戦オーストリアGPは、16年から4年目の開催を迎えるレッドブルリンクで8月9日に初日、11日に決勝レースを開催。前戦チェコGPで今季6勝目を挙げたポイントリーダーのマルク・マルケスが、今季の開催日程の中で唯一未勝利の当地で、ポイントアドバンテージの拡大を目指す。

16年から3連勝を達成したドゥカティ勢。2位、優勝、3位を獲得した総合2位のアンドレア・ドビツィオーソを筆頭に、テストで好感触を取り戻した総合3位のダニロ・ペトルッチ、今季2度目の表彰台を獲得した総合7位のジャック・ミラーが4年連続の優勝を狙う。

前戦で4位、テストで4番手に進出した総合4位のアレックス・リンスは、好印象を得た新型フェアリングを投入予定。決勝レースとテストで転倒を喫した総合13位のジョアン・ミルは、3年前にキャリア初のポールポジションと初優勝を挙げたトラックで体調を確認し、今季3度目の新人勢最高位を目指す。

オフィシャルテストで上位に進出したヤマハ勢。総合5位のマーベリック・ビニャーレスは、上位進出に挑戦するために、トップスピード不足とトラクション不足の改善に集中すれば、総合6位のバレンティーノ・ロッシは、20年型のプロトタイプマシンを初試乗。新人勢の最高位となる総合9位に進出したファビオ・クアルタラロは、テストで初テストしたカーボン製のフロントフォークを投入予定。

ホームグランプリとなるKTMは、サマーブレイク中にテストライダーのダニ・ペドロサが2日間のテストを実施。オフィシャルテストで収集したデータと合わせて、昨年欠場した総合10位のポル・エスパルガロ、初登場となる総合17位のヨハン・ザルコ、昨年中量級で2位を獲得した総合18位のミゲール・オリベイラがトップ10入りに挑戦する。

レプソル・ホンダは、負傷欠場するホルヘ・ロレンソの代役にテストライダーのステファン・ブラドルを再度招集。総合9位から8位に浮上した後、オフィシャルテストで3台のバイクを比較検証したカル・クラッチローは、3戦連続の上位進出を目指し、と第8戦TTアッセンの負傷から回復した走りを見せた総合11位の中上貴晶は、2戦連続7度目のシングルフィニッシュを狙う。

50%割引で提供中の『ビデオパス』では、マルケス、ドビツィオーソ、ロッシ、ミラー、クラッチロー、エスパルガロ弟が出席する8月8日(木)のプレスカンファレンスから11日(日)の決勝レースまで、全セッションをノーカット完全生中継で配信。