ジャンプスタートのペナルティに関する規則の変更

タイヤ供給とスライダー(バイクセンサー)の技術規則変更を決定。

FIM国際モーターサイクリズム連盟は12日、同連盟、MSMAモーターサイクルスポーツ製造者協会、IRTA国際ロードレーシングチーム連盟、ドルナスポーツの代表者たちで構成されるグランプリ・コミッションが第11戦オーストリアGPの開催期間中に、開催地のレッドブルリンク内で競技規則と技術規則に関して協議を行い、規則変更の決定を発表した。

競技規則
黒旗の中のオレンジディスク(即時施行)
オレンジ色の円形のある黒旗(オイル漏れなどの重大なマシントラブルで、他のライダーや自分自身に危害を及ぼす可能性があることを通知する旗で、当該ライダーは早急にコースから退去しなければいけない)が提示されたライダーは、コースに復帰する前にオフィシャルの許可が必要となる。

ジャンプスタートのペナルティ(20年施行)
ジャンプスタートの固定ペナルティは、ピットレーンを通過するライドスルーから2度のロングラップペナルティに変更。ロングラップペナルティは、ペナルティが通知されてから5ラップ以内に実行しなければいけない。

技術規則
Moto2™クラスとMoto3™クラスのタイヤ(即時施行)
公式予選1から公式予選2に進むライダーは、既に供給されている1本のリアタイヤに加え、1本のフロントタイヤを受け取れる。第12戦イギリスGPから施行される。

スライダーで使用される素材
金属製のスタッドが追加されたニースライダーにより、後続のライダーを妨害する可能性のある火花が発生することから、路面に接触した際に、他のライダーに視覚障害を引き起こす可能性がある素材が含まれる膝または他のスライダーの製造または変更は即時に禁止する。

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