第１２戦イギリスＧＰのプレスカンファレンスは２２日、シルバーストンのプレスカンファレンスルームで行われ、総合１位のマルク・マルケスをはじめ、総合２位のアンドレア・ドビツィオーソ、総合５位のバレンティーノ・ロッシ、総合７位のファビオ・クアルタラロ、総合８位のジャック・ミラー、総合９位のカル・クラッチロー、総合１９位のホルヘ・ロレンソが出席。前戦オーストリアＧＰを振り返り、週末の抱負と期待を語った。
マルク・マルケス
「この数年間は、シルバーストンで幸運と不運があったから今週末が楽しみ。好きなサーキットでグレートなレースがあった。このトラックのウイークポイントは凸凹だけど、再舗装は良いようだ。明日チェックしよう。日曜にベストポジションをファイトするために、集中しよう。」
「昨年はビニャーレスがプラクティスで速かった。ヤマハ勢全員が速かったけど、僕たちはそれほど引き離されなかった。今年は新しい路面となり、タイヤ、グリップ、バイクのレベルを理解しなければいけない。今年のエンジンはベターだから、ちょっとした助けとなるだろう。もちろん、ドビが来る。プッシュするだろう。僕たちの目標は表彰台。チャンピオンシップに向けてポイントを稼ぐことだ。」
アンドレア・ドビツィオーソ
「前のレースは最高だった。１ラップ目から最終ラップまで、マルクと一緒に本当にナイスなバトルだったから、僕たちは幸せ。勝利が必要だった。シルバーストンはチャンピオンシップでベストレースの１つ。トラックは本当にナイス。凸凹がなくなっていることを期待する。新しいアスファルトを確認したい。」
「イギリスの天気は好きじゃないけど、いつも幸運に恵まれていた。理由は解らないけど、いつも速く走れていた。ドニントンは初優勝を挙げた特別なトラックだけど、シルバーストンはいつも良い感じ。楽しく走れている。」
バレンティーノ・ロッシ
「ブルノから良くなっている。オーストリアは、役割上、厳しいトラックだけど、とても良かった。この調子を維持したい。オーストリアでは、表彰台を獲得するには十分に速くなかったから、仕事を続ける必要がある。明日、アスファルトを確認しよう。凸凹が減少して、グッドなグリップがあれば、すごく楽しく走れるだろう。昨年は不運だったけど、ファンタスティックな週末だった１７年のような好天候に恵まれることを願う。」
「過去にはグッドなレースがあり、表彰台を獲得した。これが目標だ。トップスピードに関しては、最高でないことが分かっている。重要なのは、バイクのグッドなフィーリングとグッドなバランスを見つけ、日曜に向けて準備を整えることだ。」
ファビオ・クアルタラロ
「現時点で優勝は目標ではない。シルバーストンは本当に好きなトラック。バレンティーノが話したように全員が新しい路面に期待している。僕たちにとって、グッドなトラックでなければいけない。オーストリアよりも僕たちに適しているから、明日が楽しみ。」
「目標はトップルーキーになること。１番手に進出しているけど、チャンピオンシップはまだ終わっていない。シーズン当初の目標通りに、一戦ごとに良くなり、学習を続けたい。前戦は表彰台が目標ではなかったけど、もしチャンスがあれば、ファイトしよう。」
ジャック・ミラー
「決定的に違うメンタリティで週末に入った。今日はデイ・オブ・チャンピオンオンズが開催され、ファンに会いたことは本当にナイスだったけど、連続して表彰台を獲得するチャンスがあった。週末を通じて、本当にストロングなペースだったけど、プッシュし過ぎてしまった。」
「昨年はグッドなフィーリングがあった。今年も良いことを願う。アスファルトは素晴らしいと聞いたから、明日が楽しみ。グッドな週末になることを期待する。」
カル・クラッチロー
「１５０戦目のスタートだ。１５０回完走していないけど、僕にとってグッドなレースになることを期待する。全力で２０ラップを走ろう。」
「チェルシーと３年契約を結んだ！スタンフォード・ブリッジを訪れたのはナイスだった。ケパ（チェルシーのプレイヤー）は、MotoGP™の大フアン。彼はスペイン人だから、スペイン人ライダーたちをサポートするけど、本当にナイスな１日だった。」
ホルヘ・ロレンソ
「復帰が嬉しい。長かった。１７年間のキャリアで、これほどレースが離れたことは一度もなかったけど、僕は復帰する。最初の２週間は非常に難しかった。早期回復は期待していなかったけど、３週間後からの回復スピードは速かった。フィジカルトレーニングを積むことができたけど、夜中に痛むことがあった。痛みは少しずつ引いている。復帰する適した時期だと思うけど、長くレースから離れていたから、スピードとペースを失っているだろう。」
「理論上では、完治までに３か月が必要。転倒から２か月が経過して、まだ痛みがあるけど、バイクに乗る準備ができている。トライしよう。優勝争い、表彰台争い、トップ５入りのファイトをするために、ここにいるわけではないけど、バイクに乗り、ペースを取り戻したい。転倒前のグッドなパフォーマンスを取り戻す必要がある。」