MotoGP™クラスプレビュー~ロッシがキャリア通算400戦目

注目は13ポイント差に接近したリンス、ビニャーレス、ペトルッチ、クアルタラロの総合3位争い。

第17戦オーストラリアGPは、23年連続15回目の開催地に指名されたフィリップアイランド・サーキットで10月25日に初日、27日に決勝レースを実施。

前戦日本GPで今季10勝目を挙げ、ライダー部門に続き、コンストラクター部門のタイトルも獲得した19年王者マルク・マルケスは、3冠に向けて、15年と17年に優勝を挙げ、昨年他車との接触が原因でリタイアを強いられた当地で、ドゥカティ・チームとの17ポイント差に挑戦。

ドゥカティ・チームのアンドレア・ドビツィオーソは、昨年7年ぶりに3位表彰台を獲得したサーキットで3年連続となる総合2位に王手。

注目の総合3位争いは、総合3位のアレックス・リンスと総合4位のマーベリック・ビニャーレスがポイント差で並び、総合5位のダニロ・ペトルッチが7ポイント差で追う。

2戦連続4度目の2位獲得で総合7位から6位に浮上したファビオ・クアルタラロは、新人王に続き、インディペンデント部門のタイトル獲得に向けてアドバンテージを広げ、総合3位に対して、13ポイント差に接近。射程圏内に捉えた。

今季4度目の転倒リタイアを喫して、総合6位から7位に後退したバレンティーノ・ロッシは、総合3位から31ポイント差。2年連続の総合3位が厳しい状況となったが、過去6勝を挙げたトラックでキャリア通算400戦目を迎える。

ホームレースで16位完走を果たした総合12位の中上貴晶は、来週右肩を手術することから、終盤3戦を欠場。代役にはヨハン・ザルコが起用される。

チャンピオンシップ
ライダー部門
1. マルク・マルケス: 350ポイント
2. アンドレア・ドビツィオーソ: 231ポイント(119ポイント差)
3. アレックス・リンス: 176ポイント(174ポイント差)
4. マーベリック・ビニャーレス: 176ポイント(174ポイント差)
5. ダニロ・ペトルッチ: 169ポイント(181ポイント差)
6. ファビオ・クアルタラロ: 163ポイント(187ポイント差)
7. バレンティーノ・ロッシ: 145ポイント(205ポイント差)

コンストラクター部門
1. ホンダ: 356ポイント
2. ドゥカティ: 270ポイント(86ポイント差)
3. ヤマハ: 268ポイント(88ポイント差)

チーム部門
1. ドゥカティ・チーム: 400ポイント
2. レプソル・ホンダ: 383ポイント(17ポイント差)
3. モンスターエナジー・ヤマハ・MotoGP: 321ポイント(79ポイント差)

インディペンデント-ライダー部門
1. ファビオ・クアルタラロ: 163ポイント
2. ジャック・ミラー: 125ポイント(38ポイント差)
3. カル・クラッチロー: 113ポイント(50ポイント差)

インディペンデント-チーム部門
1. ペトロナス・ヤマハ・セパン・レーシング・チーム: 263ポイント
2. LCR・ホンダ: 187ポイント(76ポイント差)
3. プラマック・レーシング: 162ポイント(101ポイント差)

ルーキー・オブ・ザ・イヤー部門
1. ファビオ・クアルタラロ: 163ポイント
2. ジョアン・ミル: 66ポイント(97ポイント差)
3. フランセスコ・バグナイア: 37ポイント(126ポイント差)

BMW・M・アワーズ
1. マルク・マルケス: 342ポイント
2. ファビオ・クアルタラロ: 264ポイント(78ポイント差)
3. マーベック・ビニャーレス: 236ポイント(106ポイント差)

24.99ユーロで提供中の『ビデオパス』では、マルケス、ドビツィオーソ、クアルタラロ、ロッシ、ミラー、ザルコが出席する10月24日(木)のプレスカンファレンスから27日(日)の決勝レース後のプレスカンファレンスまで、第17戦オーストラリアGPの全セッションをノーカット完全生中継で配信。