決勝レース:ビニャーレスが10戦ぶりの2勝目

マルケスとドビツィオーソが表彰台。ロッシ4位、リンス5位、ポールポジションのクアルタラロは7位。

第18戦マレーシアGP決勝レース(周回数20ラップ)は3日、セパン・インターナショナル・サーキットで行われ、2番グリッドからスタートした総合4位のマーベリック・ビニャーレスがオープニングラップからレースの主導権を握り、第8戦TTアッセン以来10戦ぶりに優勝を挙げ、今季初めて総合3位に浮上した。

気温32度、路面温度44度のドライコンディションの中、11番グリッドのマルク・マルケスは、オープニングラップで9人を抜き、トップを追走して3.059秒差の2位。第4戦スペインGPから15戦連続17度目のトップ2入りを達成して、ホルヘ・ロレンソが10年に樹立した年間獲得ポイントの記録を更新。

10番グリッドのアンドレア・ドビツィオーソと6番グリッドのバレンティーノ・ロッシは、3位争いを展開。ドビツィオーソが0.354秒差で競り勝って今季9度目の表彰台を獲得すれば、ロッシは4位。

7番グリッドのアレックス・リンスは、他車との接触でフェアリングが破損したが、5位に進出。

所属チームのホームレースとなった3番グリッドのフランコ・モルビデッリとポールポジションのファビオ・クアルタラロは6位と7位。4番グリッドのジャック・ミラーは8位。8番グリッドのダニロ・ペトルッチは9位。

ウォームアップ走行で初めて1番時計を刻んだ13番グリッドのジョアン・ミルは、他車の転倒を引き起こす接触で、レースディレクションからロングラップペナルティが課せられて10位に進出。

9番グリッドのヨハン・ザルコは、9番手走行中の17ラップ目に他車との接触が原因で週末3度目、今季16度目の転倒。5番グリッドのカル・クラッチローは、12番手走行中の15ラップ目に今季10度目の転倒でリタイアした。

チャンピオンシップは、総合3位に浮上したビニャーレスと総合4位に後退したリンスのギャップは7ポイント差に広がった。

次戦の最終戦バレンシアGPは、20年目の開催となるサーキット・リカルド・トルモで2週間後の15日に初日、17日に決勝レースが行われ、19日からは2日間のオフィシャルテストが予定されている。

RESULTS

24.99ユーロで提供中の『ビデオパス』では、第18戦マレーシアGPの決勝レースをオンデマンドで完全配信。