FIM・CEV・レプソル~最終戦が今週末にバレンシアで開催

日本から國井、埜口、山中、有田、石塚、佐古の6人が挑戦。アルコバが来季昇格を前にタイトル獲得に王手。

FIM・CEV・レプソルの最終戦バレンシア大会は今週末、サーキット・リカルド・トルモで開催。『Moto3™ Junior World Championship(Moto3™ジュニア世界選手権)』、『Moto2™ European Championship(Moto2™欧州選手権)』、『European Talent Cup(ヨーロピアン・タレント・カップ)』の3クラスに26か国から135名、地元スペインから44名、日本から6名が参戦する。

Moto3™ Junior World Championship(Moto3™ジュニア世界選手権)』は、15か国から40名(スペイン14名、イタリア5名、日本4名、イギリス3名、オランダ2名、チェコ2名、マレーシア2名、ベルギー1名、オーストリア1名、スイス1名、デンマーク1名、トルコ1名、インドネシア1名、オーストラリア1名、ブラジル1名)が参戦。

残り2レース、50ポイントのタイトル争いで、総合1位ジェリミー・アルコバ(スペイン)は、前戦アルバセテ大会で拡大したアドバンテージ、46ポイント差を維持すれば、来季20年の『Moto3™クラス』昇格を前にチャンピオンが決定。

今季のレッドブル・ルーキーズ・カップでチャンピオンを獲得した総合2位カルロス・タタイをはじめ、総合3位チャビエル・アルティガス(スペイン)、総合4位バリー・バルトゥス(ベルギー)、総合5位山中琉聖(やまなかりゅうせい)らは最終戦で優勝、表彰台を狙う。

ジュニア・タレント・チーム所属する総合6位の國井勇輝(くにいゆうき)は、右手骨折から復帰を予定。埜口遥希(のぐちはるき)、マックス・コック(イギリス)、ビル・ファン・エーデル(オーストラリア)、マリオ・アジ(インドネシア)と共に上位進出を目指す。

『Moto3™クラス』への昇格がチームから発表された総合15位のマキシミリアン・コーフラと総合21位のジェイソン・デュパスキエ、複数のチームから打診を受ける総合11位のデニス・オンジュらにも注目が集まり、総合28位の有田光(ありたひかり)は、今季2度目のポイント圏内進出を目指す。

Moto2™ European Championship(Moto2™欧州選手権)』は、14か国から34名(スペイン7名、イタリア6名、ドイツ3名、フランス3名、マレーシア3名、フィンランド2名、インドネシア2名、イギリス1名、ベルギー1名、スイス1名、ポーランド1名、タイ1名、日本1名、アメリカ1名)が参戦。

前戦の第1レースで今季6勝を挙げて、4年ぶり2度目のタイトルを獲得したエドガル・ポンス(スペイン)と第2レースで今季2勝目を挙げて総合2位が決定したエクトル・ガルソ(スペイン)がシーズンのファイナルレースで優勝を狙いに行き、総合25位の石塚健(いしずかたけし)は今季4度目のポイント圏内進出を目指すが、前戦で負傷した羽田太河(はだたいが)は欠場する。

European Talent Cup(ヨーロピアン・タレント・カップ)』は、19か国から61名(スペイン23名、フランス8名、イタリア7名、アメリカ3名、イギリス2名、ドイツ2名、オランダ2名、スイス2名、マレーシア2名、オーストリア1名、アイルランド1名、チェコ1名、ハンガリー1名、スロバキア1名、ルーマニア1名、ポルトガル1名、ブラジル1名、オーストラリア1名、日本1名)が参戦。

第6戦ヘレス大会でチャンピオンを獲得した総合1位イザン・グエバラ(スペイン)は、今季6勝目を目指し、総合2位のホセ・アントニオ・ルエダ(スペイン)、総合3位のダビド・アロンソ(スペイン)、総合4位のフェルミン・アルデグエル(スペイン)、総合5位のイバン・オルトラ(スペイン)の4人が総合2位に挑戦。総合7位の佐古大次郎(さこだいじろう)は、今季3度目の表彰台を狙う。