ドゥカティのファクトリーチーム、ドゥカティ・チームは23日、イタリア・ボローニャのエンツォ宮殿でチーム発表会を開催。チーム在籍8年目を迎える33歳のイタリア人ライダー、アンドレア・ドビツィオーソとチーム加入2年目を迎える29歳のイタリア人ライダー、ダニロ・ペトルッチがレッド、ブラック、シルバーを基調とした20年型プロトタイプマシン、デスモセディチGP20を初公開した。
19年に3年連続して総合2位を獲得したドビツィオーソは、「19年シーズンは非常に重要だった。僕たちは多くの分野を理解することができ、さらなる成長と改善に役立つだろう。昨シーズンは、マルク・マルケスに続き、3年連続して総合2位を再び確保した。彼は確かに違いを出したけど、僕たちは自分たちのポテンシャルを最善の手段で、全力でマネージメントした。」
「毎年歴史は変わる。20年シーズンを予測することは困難だけど、ハッキリしていることがある。僕たちの目標は、今年もタイトル獲得に向けて闘うことだ。ドゥカティと僕は、強くなるために懸命に働いている。僕たちのライバルたちもさらに戦闘的になることは確かだけど、僕たちは成長した。このポジティブな流れが続くことは確かだ」と、タイトル獲得に挑戦することを宣言。
サテライトチームからファクトリーチームに昇格した1年目に自己最高位の総合6位に進出したペトルッチは、「19年シーズンは困難な後半戦だったけど、僕にとって大変ポジティブだった。リザルトに関しては、ベストなシーズン。ファンタスティックなレースとなったムジェロで、地元の人たち、ドゥカティのファンの前で初優勝を挙げた。結果は僕に大きな自信を与えてくれ、さらなる飛躍に向けて後押ししてくれるだろう。」
「僕たちのライバルたちもトラック上でより強くなったようけど、これも僕に役立つ。僕はシーズン毎に成長した。20年は昨年の結果からさらに前進したい」と、抱負を語った。
ドゥカティ・モーター・ホールディングの最高経営責任者クラウディオ・ドミニカーリ、ドゥカティ・コルセからジェネラルマネージャーのジジ・ダリーニャ、チームマネージャーのダビデ・タルドッジ、テストライダーのミケーレ・ピロも発表会に出席した。
ドゥカティ・チームは、2月7日から第19戦マレーシアGPの開催地、セパン・インターナショナル・サーキットで実施されるオフィシャルテストに参加。ドビツィオーソとペトルッチがデスモセディチGP20をシェイクダウンさせる。