ロッシは将来の計画について、シーズン半ばに決断

序盤7戦、8戦までの状況を確認して、21年以降の継続参戦か引退かを決断する。

ヤマハ発動機は29日、最高峰クラス20年目に総合7位に進出した40歳のイタリア人ライダー、バレンティーノ・ロッシとの間で、21年以降のレース活動計画に関して、20年シーズンの半ばに決断を下すことで合意。序盤7戦、8戦までの状況を確認して判断することになった。

ヤマハから8年連続15年目のシーズンを迎えるロッシは、「ライダー市場の状況を理由に、ヤマハから将来に関する決断を今年の最初に下して欲しいと頼まれた。昨シーズン中に発言したように、将来の決断を急がずに、ある程度の時間が必要だ。ヤマハは、そのことを理解してくれ、交渉が終了した。技術変更と新しいクルーチーフが加入した後で、最初の目標は戦闘的になること、そして、21年もキャリアを継続することだ。」

「将来の決断を下す前に、幾つかの回答が必要であり、それはトラックと序盤のレースだけがもたらしてくれる。継続を決めた場合、ヤマハはファクトリー契約とファクトリースペックのバイク提供という全ての分野に関して支援の準備があり、そのことを嬉しく思う。テストでチームと一緒に良い仕事をするためにベストを尽くし、シーズンのスタートに向けて準備を進めたい」と、契約更新に関して説明。

ヤマハ・モーター・レーシング・マネージング・ダイレクターのリン・ジャービスは、「21年に関する決定を下す前に、20年の戦闘力を評価するというバレンティーノの決断を、ヤマハは全面的に尊重し、同意します。」

「20年シーズンに向けたバレンティーノの能力とスピードには全面的に尊重し、信頼していますが、同時にヤマハは将来の計画を企てる必要があります。今日、最高峰クラスに参戦する6メーカーは、速く、若いタレントの起用を要求し、その結果、ライダー市場は以前よりも早まっています。」

「21年のファクトリーチームにバレの名前がない状態でシーズンをスタートさせることに違和感がありますが、ヤマハは彼の決断を待ちます。彼が自信を感じ、レースを継続する場合、ファクトリースペックのバイクと全面的な技術支援を提供します。引退を決断する場合には、ヤマハのブランドアンバサダーとして、ヤマハ・VR46・マスターキャンプとライダーズアカデミーの協力関係を継続、そして拡大しましょう。それら全ては憶測であり、フルシーズンが直前に控えています。彼が最終的に引退をするまで、毎日全力でサポートすることを、ファンに保証します」と、状況を説明すると同時に継続支援を約束した。

バレンティーノ・ロッシは、2月6日にセパン・インターナショナル・サーキットで開催されるモンスターエナジー・ヤマハ・MotoGPのチーム発表会に出席する。

VideoPass』では、3月2日までの動画視聴を提供する『20年オフシーズン』と11月16日まで視聴が可能な『20年シーズン』のパッケージを提供。
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