ホンダのファクトリーチーム、レプソル・ホンダは4日、インドネシアの首都ジャカルタで20年シーズンのチーム体制を発表。最高峰クラス王者マルク・マルケスと中量級王者アレックス・マルケスが20年型のプロトタイプマシン、RC213Vのカラーリングを初公開した。
11月下旬に手術を受けた右肩のリハビリに専念してきたマルクは、「ここジャカルタに来て、チーム発表会に出席できることが嬉しい。ホンダと僕たちにとって、応援してくれる沢山のファンがいるインドネシアで発表会を開催することは大変重要だ。」
「僕たちはプレシーズン、そしてシーズンのスタートに向けて集中している。今年もタイトル獲得に向けてファイトすることから、モチベーションは高い。20年シーズンも毎年のように厳しくなるだろう。ライバルたちは改善に取り組み、僕たちを破りに挑んでくるけど、最大の目標であるタイトル獲得に向けて闘うために、HRCの全スタッフたちと一緒に懸命に働こう。19年シーズンはとても良かった。終盤までタイトルを争い、レベルを高めるために、パフォーマンスの向上にトライしたい」と、タイトル連覇に挑戦することを宣言。
2日間のシャイクダウンテストに参加したアレックスは、「チーム発表会に出席することを幸せに思う。エキサイティングだ。中量級からレプソル・ホンダへの昇格は喜び。全力を尽くそう。」
「現時点での目標は、ルーキー・オブ・ザ・イヤー。日々成長して、トラック上で戦闘力をステップ・バイ・ステップで高めることが最も重要だ。可能な限り準備を整えて、カタールに乗り込めるように懸命に働こう」と、抱負と目標を語った。
発表会には、HRC取締役レース運営室長の桒田哲宏、チームマネージャーのアルベルト・プーチ、ホンダの現地法人アストラ・ホンダ・モーター社長の井沼俊之も出席した。
レプソル・ホンダは、インドネシアからマレーシアに移動。7日からのオフィシャルテストに参加する。