オフィシャルテスト~スズキのリンス&ミルが1‐2番手発進

ビニャーレス、ペトルッチ、モルビデッリがトップ5。マルケス兄6番手、ロッシ7番手、クアルタラロ8番手、中上15番手。

最高峰クラスオフィシャルテストは22日、15日後に控えたオープニングレースの開催地、ロサイル・インターナショナル・サーキットで始まり、2週間前にセパン・インターナショナル・サーキットで開催された今年最初のオフィシャルテストで総合3番手に進出し、参加者22人中最後となる16時56分から走行を開始したアレックス・リンスが最終ラップに1分54秒462のトップタイムをマーク。20年のプレシーズンで初めて1番手に飛び出した。

セッション開始時間の13時00分から1時間10分後、新人イケル・レクオナが先陣を切ってコースに飛び出すと、ブラッド・ビンダー、ダニロ・ペトルッチ、フランチェスコ・バグナイア、アンドレア・ドビツィオーソ、アレックス・マルケスが次々に走行を開始。

スズキは、シャーシとリアショックを中心としたテストプログラムを進めると、ライディングポジションの調整にも取り組んだジョアン・ミルは、0.002秒差の2番手に進出。

前回のテストで上位に進出したヤマハ勢は、マーベリック・ビニャーレスが1分54秒台を最多の10回記録して、0.032秒差の3番手に進出すれば、フランコ・モルビデッリは5番手。バレンティーノ・ロッシとファビオ・クアルタラロは7番手と8番手。

前回のテストを継続するように、ミシュランが20年シーズンに供給を予定するリアタイヤの適応作業を中心にテストプログラムを進め、トップスピードのトップ5を独占したドゥカティ勢は、ペトルッチが0.172秒差の4番手に進出。バグナイアは9番手。ドビツィオーソは9コーナーで転倒を喫して11番手。ジャック・ミラーは4コーナーで転倒を喫して13番手。

最多の63ラップを周回したヨハン・ザルコは12番手。60ラップを周回したティト・ラバットは17番手。

前回総合13番手だったマルク・マルケスは、時計回りのトラックで右肩の回復具合を確認しながら42ラップを周回して、0.361秒差の6番手。中上貴晶は41ラップを周回して15番手。テストに集中するカル・クラッチローは19番手。フェアリングを試したアレックス・マルケスは7コーナーと10コーナーで転倒を喫して21番手。

前回好走を見せたアレイシ・エスパルガロは、0.806秒差の10番手。前回のテストに引き続き、アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニからエントリーしたブラッドリー・スミスは、ブラックのツナギからチームのツナギに着替え、テストプログラムを進めた。

セパンでは上位陣に接近したKTMは、ポル・エスパルガロが0.987秒差の14番手。ビンダーは新人勢の最高位となる16番手。ミゲール・オリベイラとレクオナは18番手と20番手だった。

オフィシャルテストは、24日まで当地で開催。

オフィシャルテストリザルト

VideoPass(ビデオパス)』では、3月5日の開幕戦カタールGPのプレスカンファレンスから史上最多全20戦を完全網羅の生中継で配信。