『MotoE™ワールドカップ』~2か月後の開幕戦に向けて準備開始

開催2年目に向けて、ヘレス・サーキットで10日から3日間のテストを開始。

FIM Enel MotoE™ World Cup(FIM エネル MotoE™ワールドカップ)』は10日、開幕戦スペイン大会の開催地、ヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトで3日間のテストを開始。11チーム17名が2か月後に迫った開幕戦に向けて準備を始めた。

エレクトリックバイク『Ego Corsa(エゴ・コルサ)』を供給するエネルジカは、低速からの加速改善を目的にエンジンの新しいセットアップを準備すれば、タイヤを供給するミシュランはフロント、リア共に新しいタイヤ、オーリンズは新型のフロントフォークを投入。

パドックには、第2世代の充電ステーションとグリッド上で使用する持ち運び充電器が準備され、使い方が確認された。

初日はドライコンディションの中、30分間のセッションが3度実施され、ブラッドリー・スミス、マッテオ・フェラーリ、エリック・グラナドが1番時計を記録。

昨年11月にサーキット・リカルド・トルモで開催された最終戦スペイン大会でポールポジションから2連勝を挙げたグラナドが初日総合1番手に進出すれば、初代王者のフェラーリは0.084秒差の2番手。スミスは3番手、マイク・ディ・メッリオは4番手。

昨年9月にミサノ・ワールド・サーキット‐マルコ・シモンジェリで開催された第3戦イタリア大会の第1レースで転倒した際に左脚大腿骨と左手首を骨折したニキ・トゥーリは、半年ぶりの走行となり、5番手に進出。

7名の新規参戦組、チャビエル・カルデルス、ルーカス・トゥロビッチ、ジョルディ・トーレス、アレッサンドロ・ザッコーネ、トンマーゾ・マルコン、ドミニケ・エガーター、アレハンドロ・メディナが走行を開始。

2年連続して参戦を予定するマッティア・カサデイと所属チームのオンゲッタ・SIC58・スクアドラ・コルサは、新型コロナウイルスが原因で欠場した。

テストは12日まで当地で開催される。

初日結果(サーキット発表)
1. エリック・グラナド:1分48秒345(24ラップ)
2. マッテオ・フェラーリ:1分48秒429(24ラップ)
3. ブラッドリー・スミス:1分49秒009(25ラップ)
4. マイク・ディ・メッリオ:1分49秒037(20ラップ)
5. ニキ・トゥーリ:1分49秒054(27ラップ)
6. アレックス・デ・アンジェリス:1分49秒075(23ラップ)
7. チャビエル・シメオン:1分49秒236(19ラップ)
8. ジョシュ・フック:1分49秒494(25ラップ)
9. ニッコロ・カネパ:1分49秒944(23ラップ)
10. ドミニケ・エガーター:1分50秒229(26ラップ)
11. マリア・エレーラ:1分50秒825(28ラップ)
12. ジョルディ・トーレス:1分51秒098(24ラップ)
13. アレハンドロ・メディナ:1分51秒106(25ラップ)
14. トンマーゾ・マルコン:1分51秒404(25ラップ)
15. アレッサンドロ・ザッコーネ:1分51秒809(21ラップ)
16. ルーカス・トゥロビッチ:1分52秒190(20ラップ)
17. チャビエル・カルデルス:1分52秒306(26ラップ)

VIDEOPASS(ビデオパス)』では、『FIM Enel MotoE™ World Cup(FIM エネル MotoE™ワールドカップ)』の全戦を完全網羅の生中継で配信。