イギリス在住のロウズ「1日に1度はランニングのために外出」

脱臼骨折と靭帯を損傷した右肩の完治を目指して、1日2度のリハビリを実施。

エストレージャ・ガリシア・0,0・マーク・VDSサム・ロウズは、2月10日にヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトで実施したプライベートテスト1日目の転倒が原因で右肩を脱臼骨折、靭帯を損傷したことから、2度のオフィシャルテストを欠場。開幕戦カタールGPのフリー走行1で復帰したが、2日目フリー走行3の前にメディカルセンターを訪れ、医師団の助言を受けて欠場した。

「肩は回復しているけど、完治まで至っていない。日増しに強さを感じ、可動域が広がっているけど、痛みでよく眠れない。完治まで時間が必要。現在の状況から今は時間があると言いたくないけど、しっかり治したい。」

「現状、世界的に非常に困難な事態だから、状況をしっかり認識して、専門家の意見を聞き、この困難な状況を克服するために結束しなければいけない。僕はイギリスの自宅で婚約者と娘と一緒に暮らし、幸い僕たちは大丈夫だから、一緒にいる時間を大切にしている。」

「肩の痛みで朝早くに目が覚めてしまうけど、娘のキャスリンも朝早く起きるから一緒に遊び、朝食を済ませた後は、肩のリハビリを取り組む。イギリスでは1日に1度だけランニングをするための外出が許可されているから、この機会を逃さずに家の周辺を走る。午後もリハビリを中心に体調を整えるトレーニングを行う。」

「正直なところ、100%の状態に持っていかなければいけない日が何時になるのか分からないから、準備の計画を企てることは簡単ではないけど、詳細が分かった時点で徹底的なフィジカルトレーニングに取り組めるように、今は体調を管理し、前向きな姿勢を崩さないように心掛けている。」

「本当に全てがストレンジだった。プレシーズンのスタートを切ったら、怪我してしまい、全ての計画が台無しになってしまった。開幕戦に復帰できるように懸命にリハビリに励み、そのことを達成できたことが嬉しかった。1日目に20ラップ以上を周回して、一貫して良くなって行ったけど、肩の痛みが激しく、転倒で怪我を悪化させるリスクを背負う価値はないと助言を受けた。ピットボックスから初戦を観ることは嫌だったけど、全体的に見れば、適切な判断だった。」

「今年はこれ以上にないほどに接近するバトルが展開されるだろう。テストと初戦で速いライダーが多いことが証明された。現時点でタイトル獲得の有力候補を挙げることは不可能だけど、グレートなバトルが繰り広げられ、サプライズも頻繁に起こる熱狂的なシーズンになるはずだ。この負傷から復帰して、そのグループの一員になりたい。」

中量級6年目、キャリア通算7年目を迎える29歳のイギリス人ライダーは、シーズンの再開に向けて、右肩のリハビリを継続する。

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