『バーチャルレース』~ファイナルラップにドラマ

逆転に成功したマルケス弟が2度目の優勝。マルケス兄&ロッシが初表彰台を獲得。

MotoGP™ Virtual Race(バーチャルレース)』の第4ラウンドは17日、チャンピオンシップのオフィシャルウェブ『motogp.com』と『MotoGP™ eSport Championship(eスポーツ)』のオフィシャルウェブ『esport.motogp.com』で公開。

前回の第3ラウンドに引き続き、今回もイタリアのマイルストーン社が4月23日に発売した20年版のオフィシャルビデオゲーム『MotoGP™20』を使用。

舞台はミサノ・ワールド・サーキット‐マルコ・シモンチェリ。決勝レースの周回数は、実際のレース距離の35%に相当する9ラップ。

第1ラウンド勝者のアレックス・マルケス、第2ラウンド勝者のフランチェスコ・バグナイア、第3ラウンド勝者のマーベリック・ビニャーレス、4戦連続の参戦となるマルク・マルケスとファビオ・クアルタラロ、3戦目となるティト・ラバット、2戦目となるバレンティーノ・ロッシ、中上貴晶、ジョアン・ミル、ミケーレ・ピロ、ロレンソォ・サバドーリの11名がエントリー。

スタート直後の1コーナーで3番グリッドからスタートしたバグナイア、4番グリッドのビニャーレス、7番グリッドの中上が接触転倒。

2戦連続3度目のポールポジションを獲得したファビオ・クアルタラロは、スタートからポジションを維持して2番手に3秒差のアドバンテージを広げたが、3ラップ目に転倒を喫して2番手に後退。2番グリッドのマルケス弟が替わって1番手に飛び出すと、2人が優勝争いを展開。

7ラップ目に2人が接触転倒すると、6番グリッドのマルケス兄がトップに浮上。初優勝に向けてレースをリードしたが、弟アレックスが最終ラップの最終コーナーで逆転。3戦ぶり2度目の優勝を挙げれば、兄マルクは転倒なしで0.725秒差の2位でフィニッシュし自己最高位を獲得。

5番グリッドのロッシは、スタート直後の1コーナーで4番手に浮上したが、1ラップ目に他車との接触転倒で8番手に後退。その後は安定したペースを刻み、最終ラップには3番手に浮上。4.687秒差の3位に入り、地元で初表彰台を獲得。

2度目の転倒で3番手に後退したクアルタラロは、最終ラップにトップを走るマルケス兄にコンマ2秒差まで接近したが、3度目の転倒が影響して4位。8番グリッドのミルは5位に入り、2度目の挑戦でトップ5入り。

3戦連続して表彰台を獲得したビニャーレスとバグナイアは、転倒が影響して6位と7位。

第2ラウンド以来2度目の挑戦となった中上は、前回の8番グリッドを上回る7番グリッドからスタート。転倒が影響して最下位に後退したが、ポジションを挽回して2度目の8位でフィニッシュ。

10番グリッドのロレンソォ・サバドーリは9位。9番グリッドのティト・ラバットは10位。11番グリッドのミケーレ・ピロは11位だった。

有料動画サービス『VIDEOPASS(ビデオパス)』では、最高峰クラスのシーズン緒戦まで、ユーザー登録者に対して無料お試しのフリートライアルを提供中。