チーム・スズキ・エクスターのアレックス・リンスは、オフィシャルウェブサイトの新たなプログラム『MotoGP™ Live: A sit down with...』の初回にレジェンド、ケビン・シュワンツと共に参加。19年シーズンの後半戦緒戦となった第10戦チェコGP公式予選2を発端とした王者マルク・マルケスとのライバル関係を語った。
「僕にとって、マルクは破るべき相手。ライバル意識は非常に高い。2019年に彼とトラックを共有する瞬間が多く、彼が勝ち、僕の前でフィニッシュしたときは、少し腹が立った。彼に勝ちたい。しかし、彼も同じように勝ちを望む。シルバーストンで彼に勝ったとき、とても、とても怒っていたことを覚えている。」
「マルクは精神面に関して非常に強い。全てのライダーたちと多くの駆け引きをする。例えば、頭に思い浮かぶのは昨年のブルノ。僕はファーストラップをしていたとき、彼は後ろを振り返って僕を確認して、スペースを開けたけど、それほど広くなかった。乾いている走行ライン上で彼に接触してしまい、あのラップを失ってしまったけど、OK。僕はプッシュを続けた。最後のシケイン、左のコーナーに入る手前で僕を接触ギリギリで追い越した直後にピットレーンに進入した。あの瞬間、マルクが僕をライバルだと認識したことを知った。」
「あれは僕が良い仕事をしているという意味だから気に入った。マルクは信じられないライダー。多くのレースに勝ち、多くのタイトルを獲得する。そのライダーが僕のことライバルだと考えるなら、それは彼と闘っているとい意味だ」と振り返った。
『MotoGP™ Live: A sit down with...』では、20年シーズンのレギュラーライダーたちをはじめ、チャンピオンシップの歴史を刻んだレジェンド、パドックのメンバーたちを招待。定期的にライブ配信する。