カルロ・ウビアリは2日、呼吸器系の問題で5月上旬から入院していた出身地イタリア・ロンバルディア州ベルガモ市内の病院で他界した。享年90歳。
2001年に殿堂入りしたレジェンドは、チャンピオンシップがスタートした1949年から参戦を開始。『125ccクラス』3年目の1951年に初タイトルを獲得すると、1955年、1956年、1958年、1959年、1960年に軽量級、1956年、1959年、1960年には中量級の『250ccクラス』でチャンピオンに輝き、12年間で通算9度のタイトルを獲得。通算75戦で39勝、68回の表彰台を獲得。
転倒が非常に少なく、大きなクラッシュを経験したことがなく、2年連続3度目のダブルタイトルを獲得した1960年のシーズン終了後、まだ30歳の若さで引退していた。
通算9度のタイトル獲得は、15回のジャコモ・アゴスチーニ、13回のアンヘル・ニエトに次ぎ、マイク・ヘイルウッド、バレンティーノ・ロッシと並んで歴代3位。
写真:© Maurice Büla Collection
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