ムジェロで予定されていたイタリアGPがキャンセル

4月に延期が発表されていたが、開催中止が決定。キャンセルされたグランプリは7つ目。

国際モーターサイクリズム連盟(FIM)は10日、国際ロードレーシングチーム連盟(IRTA)、ドルナスポーツと共に新型コロナウイルスの蔓延により、4月7日に延期を発表していた『Gran Premio d’Italia Oakley(イタリアGP)』のキャンセルを発表。

ムジェロ・サーキットことアウトードロモ・インテルナツィオナーレ・デル・ムジェロでは、1976年に初開催。1991年に大幅な改修工事を実施して以来、毎年イタリアGPの開催地に指定されていた。

2020年シーズンの開催中止は、ドイツGP、TTアッセン、フィンランドGP、イギリスGP、オーストラリアGP、日本GPに続き、7つ目となった。

パオロ・ポリ(ムジェロ・サーキット最高経営責任者)
「現実的な解決策を見つけるために共同で努力してきたにも関わらず、観客を迎え入れたイベント開催の不可能やこの例外的な状況が引き起こした困難さにより、イタリアGPの新たな日付を見つけることができませんでした。」

「この数か月間、我々を支援し励ましてくれた全てのファンに感謝すると共にシーズンで最も象徴的なイベントの1つになるであろう2021年のムジェロに戻って来ることを招待します。」

カルメロ・エスペレータ(ドルナスポーツ最高経営責任者)
「ムジェロのキャンセルを発表することは重苦しいです。残念なことですが、今シーズン中に開催するために、パンデミック及び開催日程の再編成に起因するロジスティクス及びオペレーションの問題を解決する手段を見つけることができませんでした。ムジェロは世界で最も美しいサーキットの1つであり、イタリアにおけるグランプリのホームと呼べることを大変誇りに思っていることから、これは大きな損失です。」

「ドルナを代表して、状況の改善を待つ間、ファンの理解と忍耐に改めて感謝し、来年ムジェロに戻り、素晴らしいレースウィークエンドになることを楽しみにしています。」

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