オフィシャルポドキャストの『CAMBIA EL MAPA!』は、来季の去就に注目が集まるアンドレア・ドビツィオーソのパーソナルマネージャー、シモーネ・バッティステッラを招待。左鎖骨骨折とドゥカティ・コルセのとの契約交渉に関して状況を説明。
左鎖骨骨折
「負傷から48時間後にはリハビリを開始しました。ヘレスは気温が高く、厳しいコンディションになることから、集中力と耐久力の勝負になると考えます。最終的には全ての状況を解決できるライダーとチームが勝利を挙げることになるでしょう。」
ドゥカティとの契約交渉
「将来が未定な状態でシーズンが始まります。2020年に関する懸案事項を決めているところなので、現時点でドゥカティとの間で将来に関する交渉はありません。ドゥカティは交渉を始める前に数戦が過ぎるのを望みます。もしかしたら、ブルノ、またはオーストリアまで待たなければいけないかもしれません。」 「これはドゥカティ側の決断であり、アンドレアは待つことに対して何も問題はありません。我々は交渉の準備があることを提供しましたが、ドゥカティは待つことを望みました。我々としては問題ありません。最も根本的となる時期、8月のチェコとオーストリアのレースにおいて、最大限のパフォーマンスを発揮するときに、交渉による緊迫感が生じないことを願います。」
ピットボックス内での緊迫した関係
「ドキュメンタリー『Undaunted(アンドンティドゥ)』で緊迫感を見ることができます。全てのチームで緊迫感が存在します。パフォーマンスが良くなかったアッセンやザクセンリンクのレース後がそうでしたが、リザルトを獲得できないときには、どのピットボックスで緊迫した状態になると想像します。ドゥカティが唯一ではありません。」 「アンドレアとジジ・ダリーニャの間で緊迫感がありましたが、先ほども説明したように、常に緊迫感は存在します。優勝を挙げたときは誰もが喜び、困難な状況では緊張感が漂います。首脳陣やエンジニアたちとの間で空気が張り詰めますが、双方が要求することは同じであることから、必ずしもネガティブではありません。タイトル争い中に好結果を挙げたときでも緊張感があります。他に対して途方も無いレベルのパフォーマンスを見せたマルク・マルケス&HRCに対する唯一の対抗馬は、ここまでのところ、ドビツィオーソ&ドゥカティだけでした。これは緊迫感の結果です。」
契約更新の条件
「ドゥカティから継続参戦する決断は、必ずしも金銭面ではありません。理解する条件であることは明白ですが、ドビは双方が同じことを望み、同じ目標を追求することを確認したいと考えています。疑問がある場合は、合意しない方が良いかもしれません。」
「ドビは興味深いプロジェクトがない場合、レースを望みません。興味深いプロジェクトと一緒に働ける正しい条件を待ちます。そうでなければ、オファーを受けません。オファーを受けない場合、それが届くまで待つことになるでしょう。2021年に所属するチームがないというオプションも検討します。条件が与えられなければ、続けないことを望みますが、アンドレアは引退を考えていません。」 「強さを感じ、体調は良好です。モトクロスのアクシデントを別とすれば、フィジカル面とメンタル面は最高潮であることから、引退を考えていません。興味深いプロジェクトがない場合に参戦することに興味はありません。興味深いプロジェクトが届くまで待つことになるでしょう。これは引退を意味するのではなく、単純に走るチームがないということです。」
KTMとの交渉
「話し合いましたが、直ぐに一緒に仕事をする条件が存在しないことに気づきました。双方に誠意がありましたが、あそこには将来がないことに気づきました。」