ドルナスポーツは３１日、国際モーターサイクリズム連盟（FIM）が新型コロナウイルスの蔓延により、『OR Thailand Grand Prix（タイＧＰ）』と『Shell Malaysia Motorcycle Grand Prix（マレーシアＧＰ）』のキャンセルを発表したことから、併催を予定していた『Idemitsu Asia Talent Cup（イデミツ・アジア・タレント・カップ）』のタイ大会とマレーシア大会をキャンセルすることを決定。
さらに、オーストラリアのベンド・モータースポーツ・パークで初開催を予定していたオーストラリア大会は、国境が年末まで閉鎖されることが予想され、マレーシア選手権の併催として開催を計画していたマレーシア大会もライダーとスタッフの移動規制により、キャンセルが必要となったことから、２０２０年シーズンは、既に開催された開幕戦カタール大会の２レースだけではシーズンとして成立できなくなり、シーズンをキャンセルすることを同時に発表した。
２０２０年にエントリーするライダーたちは、自動的に２０２１年シーズンに参戦する権利が与えられ、空いた枠には、選考委員会が選出するライダー及びアジア・オセアニアの各国選手権、またはレーシングスクールのライダーたちで埋まり、１０月にマレーシアで計画されていた選考会の開催が見送られた。
２０２１年の開催日程は、『MotoGP™世界選手権』、マレーシア選手権、オーストラリア選手権と調整次第発表することになり、２０２０年は、技術面の向上を目的とした仮想のバーチャルワークショップに移行する。
『VideoPass（ビデオパス）』では、第４戦チェコＧＰの全クラス、全セッションを完全網羅のオンデマンドで配信。