マルケス兄がチェコGPを欠場、代役はブラドル

骨折した右上腕骨の2度目の手術を受け、キャリア3度目となる2戦連続の欠場。

レプソル・ホンダ・チームは4日、マルク・マルケスが今週末にアウトモトドローム・ブルノで開催される第4戦チェコGPに欠場することを発表。HRCのテストライダー、ステファン・ブラドルを代役として招集する。

第2戦スペインGPの決勝レースで転倒を喫した際に右上腕骨を骨折したマルケス兄は、2日後に手術、6日後に第3戦アンダルシアGPのフリー走行3とフリー走行4に参加。公式予選1のアウトラップ後に走行をキャンセルすることを決断。

最高蜂クラスに参戦してから初めての欠場となったが、翌日からリハビリ治療を開始し、最高蜂クラスに昇格した2013年から3勝を含む6度の表彰台を獲得し、2014年の4位がワーストリザルトだったチェコGPでの復帰を目指していたが、手術から13日後の3日、手術箇所にストレスが蓄積されたことから、固定のために埋めていたチタン製のプレートを交換する手術を受けていた。

2戦連続の欠場は、2008年の第17戦マレーシアGPと最終戦バレンシアGP、2011年の第17戦マレーシアGPと最終戦バレンシアGP以来3度目となる。

代役に指名されたブラドルは、2011年に中量級のチャンピオンに輝いた後、翌年から3年間、ホンダのサテライトチーム、LCR・ホンダに所属。2018年にテストライダーに就任すると、同年にはワイルドカードとしてチェコGPに参戦。18番グリッドから1ラップ目の3コーナーで他車と接触し転倒リタイアを強いられたが、昨年はホルヘ・ロレンソの負傷代役を務め、17番グリッドからポイント圏内の15位。2008年にキャリア初優勝を挙げ、2012年の5位が最高蜂クラスでのベストリザルトだった。

「最初にマルクの早期回復を願う。ヘレスでの走りは信じられなかった。チャンピオンとして正真正銘のスピリッツを証明した。ホンダ機に早く乗りたい。パンデミックの影響で通常のトレーニングができなかったから、バイクとカテゴリーに再度順応するのにある程度の時間が必要だろう。」

「何度かスーパーバイクに乗って、体調が良いことを確認した。これは挑戦。レプソル・ホンダと共に参戦するのは大きな名誉であり、ホンダを助けることは喜びだ。週末が楽しみ」と、期待を語った。

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