決勝レース:サプライズ!ビンダー&KTMが初優勝

モルビデッリ、ザルコが表彰台獲得。リンス、ロッシが続き、クアルタラロ7位、中上8位。

第4戦チェコGP決勝レース(周回数21ラップ)は8月9日、アウトモトドローム・ブルノで行われ、7番グリッドからスタートした総合18位のブラッド・ビンダーが2ラップ目に3番手、9ラップ目に2番手、13ラップ目にはトップに浮上。高い集中力で安定したラップを刻み、最高峰クラス3戦目で初優勝を挙げ、総合5位に浮上。2015年から所属するKTMに最高峰クラス(58戦目)初優勝をもたらした。

気温30度、路面温度46度のドライコンディションの中、3番グリッドのフランコ・モルビデッリは、1コーナーを1番手で通過してレースの主導権を握り、9ラップ目には1.547秒差にアドバンテージを築いたが、1分58秒台を維持できず、13ラップ目に2番手に後退。5.266秒差の2位でチェッカーを受け、最高峰クラス38戦目での初表彰台を獲得。

ポールポジションのヨハン・ザルコは、10ラップ目にポル・エスパルガロと接触したことから、3番手走行中の14ラップ目にロングラップペナルティを科したが、6.470秒差の3位でゴールして、2018年11月の第18戦マレーシアGP以来となる表彰台を獲得。

11番グリッドのアレックス・リンスは、ウォームアップ走行で負傷している右肩を温存すると、スタートで7番手に浮上。ステップ・バイ・ステップでポジションをアップして、6.609秒差の4位に進出。

10番グリッドのバレンティーノ・ロッシは、7.517秒差の5位。13番グリッドのミゲール・オリベイラは、自己最高位の6位を獲得。2番グリッドのファビオ・クアルタラロは7位。

17番グリッドの中上貴晶は、12.862秒差の8位。14番グリッドのジャック・ミラー、4番グリッドのアレイシ・エスパルガロがトップ10入り。

18番グリッドのアンドレア・ドビツィオーソは11位。8番グリッドのダニロ・ペトルッチは12位。12番グリッドのカル・クラッチローは13位。5番グリッドのマーベリック・ビニャーレスは14位。最後尾21番グリッドのアレックス・マルケスは、ポイント圏内の15位でフィニッシュ。

9番グリッドのジョアン・ミルは、13番手走行中の4ラップ目13コーナーでイン側から進入してきた16番グリッドのイケル・レクオナの転倒に巻き込まれて、今季2度目の転倒リタイア。

ウォームアップ走行で1番手に進出した6番グリッドのエスパルガロ弟は、3番手走行中の10ラップ目1コーナーにイン側から進入してきたザルコ車と接触して転倒リタイア。

チャンピオンシップは、ポイントリーダーのクアルタラロが9ポイントを加算。総合2位ビニャーレスとのアドバンテージを17ポイント差に広げれば、総合10位モルビデッリが28ポイント差の総合3位に浮上した。

RESULTS

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