第5戦オーストリアGPのプレスカンファレンスは13日、レッドブルリンクのプレスカンファレンスルームで行われ、総合1位のファビオ・クアルタラロ、前戦初表彰台を獲得して総合3位に浮上したフランコ・モルビデッリ、最高峰クラス3戦目で初優勝を挙げた総合5位のブラッド・ビンダー、3位獲得で総合5位に進出するヨハン・ザルコ、総合7位のバレンティーノ・ロッシ、総合12位のミゲール・オリベイラが出席。
ファビオ・クアルタラロ
「困難な週末の初日になったことに驚いたけど、フリー走行3でミディアムタイヤを履いたときに、すごく良い感触があった。10ラップを走っても、まだすごく良い感じがあった。レースが始まると、3コーナーでちょっとしたことがあり、そこから、違う手段でプッシュした。結局、全てをマネジメントすることは簡単ではなかった。フロントに無理したけど、リアタイヤが最初から破損してしまい、何もできなかった。あのコンディションで走ることは困難だったから、完走が重要だった。最もタフなレースの1つだったから、7位はグレートなリザルトだったと言うことができる。」
「月曜に到着して、天気を確認すると、毎日が雨の予報。だけど、実際には1日に約1時間だけの雨で、今日は予報よりも早く雨が降った。金曜と土曜は雨が降りそうだけど、日曜は晴れるようだ。全てのコンディションに対してベストを尽くそう。確かに、このようなコンディションでトップに立つことは簡単ではない。」
フランコ・モルビデッリ
「ブルノでは思う存分に楽しんだ。週末を通じて楽しかった。思うように速く走ることができ、初めて表彰台を獲得した。気分がいい。今週末に向けて、グッドなインジェクションとなり、歴史的にヤマハにとってベストトラックではなく、紙面上では難しくなりそうだけど、現状のヤマハのペースを見れば、ここまでのところ、全てのコンディションで、あらゆる状況で速いことから、このトラックでも、トップリザルトを獲得できると信じる。」
「このトラックが好き。2016年に2位、2017年には1位だった。少し特殊なトラックであることが気に入っている。僕自身に自信という素晴らしい注入があり、今週末の開始が本当に楽しみだ。」
ブラッド・ビンダー
「僕はみんなと同じようにショックを受けていたと思う。スーパーにクールな1週間だった。今までにやったことがないことをやらなければいけかった。いつも夢に見ていた1日。勝利は最高だった。チームとレッドブル、KTM、僕を支えてくれる全ての人たちにとって本当に素晴らしかった。素晴らしい週末となり、決して忘れられない1日だろう。」
「昨年の終わりに、ヘレスで数ラップだけウェットコンディションを走ったことがあるけど、このバイクがどうなのか、まだ分からない時期だった。もう一度、雨を試すことは最高だろう。奇妙かもしれないけど、楽しみにしている。レッドブルとKTMにとって、非常に重要な週末。彼らのために、良い週末になれば最高だけど、地に足をつけることが大切。リセットして、先週末と全く同じ手段で仕事を続けたい。全体的にクリーンな週末になるようにトライしよう。」
「2012年、最初のシーズンが終わった後、家に帰ると考えていた。翌年の契約がなかったけど、アンブロージョから拾ってもらった。彼らが契約してくれなかったら、もしかしたら、今ごろは家で机の前に座っていただろう。彼らに感謝したい。」
ヨハン・ザルコ
「表彰台を獲得した後でモチベーションが高い。自信を与えてくれた。ドゥカティは、このトラックで強いことから、大きな期待感を与えてくれるけど、ブラッドが発言したように、地に足をつける。まだバイクを学習し、コントロールしようとしているところ。速く走ることができる。ものごとを正しく段階を踏んで進むことに集中する。正しく走ることができれば、バイクは速く走る。何が可能なのか見てみよう。」
「他車が週末に苦戦した理由が分からない。あまり知りたくない。ものごとは上手く進んだ。ポールポジションやラップの出し方など、全てが上手く行った。ラップタイムやポールポジションには僕自身も驚いた。土曜の午後から全てが上手く行き、レースも良かった。トップからスタートして、最初の10ラップはトップグループ内で走れ、後半はさらに良くなった。タイヤが消耗することから、これは簡単なことではないけど、上手くコントロールできた。土曜の午後が良かったことが、他車との違いを作ったのだと思う。」
バレンティーノ・ロッシ
「レースの終わりはポジティブだった。残念ながら、予選で幾つかのミスを犯してしまい、4列目からスタートしなければいけなかった。今は後方からの挽回は難しい。グッドなペースがあり、バイクの良い感じがあり、後半からプッシュができるようになった。ポジションを1つ1つ挽回して、クレバーな走りに徹し、クリーンにオーバーテイクするようにトライした。アレックス・リンスと長い間一緒に走り、終盤にはヨハン・ザルコに追いつくことができた。レースを楽しんだから、ポジティブなフィーリングがある。難しいコンディションの中で上手く走ることができた。悪くなかった。その一方で、何かを改善する必要がある。特に土曜日。ベターなポジションからスタートできるようにトライしよう。」
「紙面上では、今回はM1にとってグッドなレースではない。僕たちはトップスピードが非常に強くない。昨年はドゥカティ勢とホンダ勢から少し離されていたけど、表彰台争いをした。強くなれるように、表彰台争いができるようにトライしよう。それに天気予報は非常に重要だ。明日は午前から午後に変わるようだけど、はっきりしない。全てのコンディションに向けて準備を整え、強くならなければいけない。」
ミゲール・オリベイラ
「ブルノの金曜はすごく良かった。トップ3に入るというポジティブな1日だったけど、フリー走行3でミスしてしまい、ファストラップ中に転んでしまった、もしかしたら、7番手、8番手に進出できたかもしれない。公式予選1を通過したことは、ちょっとした成功だったけど、5列目からのスタートを強いられた。数人のライダーたちを追い越す必要があるとき、賢くなることから、かなり難しい。簡単ではない。紙面上のレースでは、表彰台を争うペースがあった。これはポジティブだから、欲求不満になる必要はなく、ポジションとライディングが嬉しかった。」
「誰もがファクトリーのために勝利をもたらしたいと願っている。それが初勝利なら別格だ。僕はブラッド・ビンダーとポル・エスパルガロと比較しない。この場合は、ポルだけど、プロジェクトの1日目から参加していたことから、KTMに初勝利を与えたかっただろう。僕にとって、それが欲求不満になる必要はなく、上手く走っていたブラッドの勝利を嬉しく思う。今後の機会に集中することが必要で、正直なところ、初優勝ができなかったことで、落ち込んでいない。」
「もちろん、エキサイティングなニュースだ!ポルトガル人ライダーとして、ホームレースに参戦できること、それがシーズンの最終戦であることが嬉しい。ポルティマオでレースをすることは、この上ない幸せ。スーパーにテクニカルなトラックで、要求が厳しいことから、楽しいレースになると思う。」