決勝レース:総合6位マルティンがKTMのホームで中量級初優勝

アクシデントによる赤旗中断後、長島転倒。シャーリンは骨折がないことが確認された。

第5戦オーストリアGP決勝レースは16日、レッドブルリンクで行われ、ウォームアップ走行で1番手に進出した総合6位のホルヘ・マルティンが中量級24戦目で初優勝。総合3位に浮上した。

気温24度、路面温度44度のドライコンディションの中、4番グリッドのエネア・バスティアニーニは、5番手走行中の4ラップ目1コーナーでハイサイドから転倒。車両がトラック上に横転すると、20番グリッドのハフィス・シャーリンが激突。22番グリッドのエドガル・ポンスと25番グリッドのアンディ・ファリド・イズディハールも巻き込まれて赤旗が提示。

メディカルスタッフたちがトラック上で対処した後、意識があることが確認されたシャーリンはメディカルセンターに搬送。コンピュータ断層撮影による検査結果、骨盤挫傷だけで、骨折は確認されなかったが、精密検査を受けるために近郊の病院に搬送されることになった。

レースは、25ラップから13ラップに縮小。3ラップの順位によるグリッドからクイックスタートが実施され、ルカ・マリーニは、2.195秒差の2位。今季3度目の表彰台を獲得すれば、マルセル・シュロッターは、4.782秒差の3位に入り、昨年7月の第9戦ドイツGP以来となる表彰台を獲得。

サム・ロウズは4人による4位争いに競り勝ち、チャビ・ビエルゲ、マルコ・ベツェッキ、トーマス・ルティ、アウグスト・フェルナンデェス、アロン・カネト、ジョー・ロバーツがトップ10入り。

長島哲太は、4ラップ目1コーナーで週末2度目、今季4度目の転倒。レミー・ガードナーは、5ラップ目1コーナーで今季3度目の転倒を喫した。

チャンピオンシップは、ポイントリーダーのバスティアニーニが0ポイントに終わったことから5ポイント差の総合2位に後退。総合2位のマリーニが20ポイントを加算して、キャリアで初めてポイントリーダーに飛び出し、総合3位の長島は23ポイント差の総合5位に後退した。

RESULTS

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