決勝レース:900戦目のメモリアルレースでオリベイラが逆転優勝

赤旗中断後、最終コーナーまで優勝争いが繰り広げられ、地元KTM4台がトップ10に進出。

第6戦スティリアGP決勝レース(周回数28ラップ)は23日、レッドブルリンクで行われ、赤旗中断後のリスタートで7番グリッドからスタートしたミゲール・オリベイラが3番手で進入した最終ラップの最終ラップで逆転。キャリア通算150戦目となった最高峰クラス21戦目で初優勝を挙げ、総合14位から9位に浮上した。

気温25度、路面温度が2日目の53度から35度に低下したドライコンディションの中、5番グリッドのマーベリック・ビニャーレスは、13番手走行中の17ラップ目、1コーナー手前でバイクから飛び降り、ヤマハ機がエアーフェンスに激突。エアーフェンスが破損し、車両が炎上したことから赤旗中断。

16ラップ目の順位でグリッドが決定されたリスタートの周回数は12ラップ。

3番グリッドのジャック・ミラーと4番グリッドのポル・エスパルガロは、最終コーナーまで優勝争いを展開。フリー走行3の転倒で右肩の負傷を抱えていたミラーが0.316秒差の2位に入り、2戦連続の表彰台を獲得すれば、エスパルガロ弟は0.540秒差の3位。ウェットレースだった2018年11月の最終戦バレンシアGP以来となる2度目の表彰台を獲得。

中断前のレースでトップを快走していた1番グリッドのジョアン・ミルは、0.641秒差の4位。ウォームアップ走行で今季初めて1番手に進出した8番グリッドのアンドレア・ドビツィオーソは5位。5番グリッドのアレックス・リンスは6位。

中断前に最高峰クラスでの初表彰台に向けて2番手を走っていた2番グリッドの中上貴晶は、1.864秒差の7位。

10番グリッドのファビオ・クアルタラロは、7.406秒差の13位。ピットレーンスタートだったヨハン・ザルコは17番グリッドからポイント圏内の14位。

10番グリッドのファビオ・クアルタラロは、7.406秒差の13位。ピットレーンスタートだったヨハン・ザルコは17番グリッドからポイント圏内の14位。

チャンピオンシップは、ポイントリーダーのクアルタラロが3ポイントを加算。総合2位ドビツィオーソは3ポイント差に接近。総合7位のミラーは、14ポイント差の3位に浮上した。

次戦は、3週間後にミサノ・ワールド・サーキット-マルコ・シモンチェリで第7戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGPが開催。第8戦エミリア・ロマーニャ&リビエラ・ディ・リミニGP、第9戦カタルーニャGPの3連戦が開催される。

RESULTS

VideoPass(ビデオパス)』では、第6戦スティリアGPの決勝レースをオンデマンドで配信