『FIM CEV REPSOL』~ヤリ・モンテッラが史上初の6連勝

真崎が3レースで優勝争い。羽田が2レース連続して自己最高位の4位に進出。

国際モーターサイクリズム連盟の主催大会『FIM CEV REPSOL』は、週末にスペインのヘレス・サーキット-アンヘル・ニエトで開催。8月29日に第3戦スペイン・ヘレス大会、翌日の30日に第4戦スペイン・ヘレス大会が行われ、史上初のダブルヘッダーで計8レースが実施された。

Moto3™ Junior World Championship(Moto3™ジュニア世界選手権)』
第3戦は、総合2位のチャビエル・アルティガス(スペイン)が4番グリッドから開幕戦ポルトガル・エストリル大会以来今季2勝目。第4戦の第1レースは2位、第2レースは8位に後退したが、ポイントリーダーに再浮上。

第4戦の第1レースは、『European Talent Cup(ヨーロピアン・タレント・カップ) 』から昇格してきた現王者イザン・グエバラ(スペイン)が2番グリッドから5人による優勝争いに競り勝ち、デビューから4レース目で初優勝。第4戦の第2レースは、参戦4年目のホセ・フリアン・ガルシア(スペイン)が15番グリッドから6人の優勝争いに競り勝って、初優勝を挙げた。

総合1位のペドロ・アコスタ(スペイン)は3番グリッドから転倒、3位、3位で総合2位に後退し、総合1位とのギャップが21ポイント差に拡大。

日本勢は、真崎一輝(まさきかずき)が17番グリッドから第3戦こそ技術的な問題によりリタイアを強いられたが、第4戦の第1レースで2.879秒差の6位、第2レースで0.793秒差の5位に進出して、総合14位から10位に浮上。

松山拓磨(まつやまたくま)は、9番グリッドから第3戦で転倒リタイア、第4戦の第1レースで技術的な問題で28位だったが、第2レースは12位で完走。有田光(ありたひかる)は34番グリッドから19位、23位、17位。デビュー戦となったアジア・タレント・カップ王者の西村硝(にしむらしょう)は22番グリッドから16位、転倒リタイア、23位だった。

Moto2™ European Championship(Moto2™欧州選手権)』
開幕戦と第2戦の4レース連続優勝したヤリ・モンテッラ(イタリア)は、2戦連続のポールポジションから第3戦、第4戦ともに優勝を挙げ、6レース連続の優勝を達成。

『FIM Enel MotoE™ World Cup(FIM エネル MotoE™ワールドカップ)』に参戦する3人が表彰台を獲得。1か月前に右手首を骨折したニキ・トゥーリ(フィンランド)は、2番グリッドから3位と2位。アレッサンドロ・ザッコーネ(イタリア)は、4番グリッドから2位と9位。アレハンドロ・メディナ(スペイン)は8番グリッドから5位と3位。

日本勢の羽田太河(はだたいが)は、10番グリッドから11.826秒差の4位、11.463秒差の4位に進出。石塚健(いしずかたけし)は、15番グリッドから連続13位。

European Talent Cup(ヨーロピアン・タレント・カップ) 』
開幕戦と第2戦の3レースで連続優勝した総合1位のダビド・アロンソ(コロンビア)は、7番グリッドから優勝と2位、2位を獲得。マルコ・モレリ(スペイン)は第3戦の第1レース、1991年から『250cc』、『500cc』、『MotoGP™クラス』に参戦したユルゲン・ファン・デン・グールベルクの息子、ゾンタ・ファン・デン・グールベルク(オランダ)は第3戦の第2レースで初優勝。佐古大次郎(さこだいじろう)は24位、10位、15位だった。

次戦は、モーターランド・アラゴンで10月3日に第5戦スペイン・アラゴン大会、10月4日に第6戦スペイン・アラゴン大会が開催される。

RESULTS